端末の登録を解除する

Apple MDM方式で登録している端末は、「端末側でインアクティベーション処理を実行する」の手順は不要です。

端末の登録を解除(インアクティベーション)する

端末の登録解除について

mobiconnectでは、有効状態で登録されている端末を無効状態にすることを、「インアクティベーション」と呼びます。

インアクティベーションは、管理画面の操作を誤って実行した場合、制限を解除するために端末の初期化が必要となる可能性がありますので、ご注意ください。

なお、端末が以下のような状態である場合は、通常のインアクティベーション操作を実行しても、端末側がmobiconnectと通信できない状態のため、無効状態にすることができません。
この場合は、強制インアクティベーションを実行してください。

  • 端末をすでに初期化済みである
  • クライアントアプリを一度削除してしまった
  • 故障してすでに修理に出している

管理画面からインアクティベーションを実施する

無効状態にする端末に対し、管理画面にてインアクティベーション要求を登録します。

  1. サイドナビの「端末管理」を選択します。
  2. インアクティベーションを実行する端末が登録されているグループを選択します。
  3. 該当端末にチェックを入れます。
  4. 「端末管理」をクリックします。
  5. 「一括インアクティベーション」をクリックします。
  6. インアクティベーション時にApple MDMプロファイルを削除する場合は、「有効にする」にチェックを付けます。
    有効にしない場合、端末側でプロファイルを削除をする必要があります。
    DEP端末でMDMプロファイルを禁止している場合、有効にしないと、端末側でプロファイルを削除することはできません。
    サイレント方式でWLAN設定を適用している端末は、有効にした場合、端末側のプロファイルが削除されるとネットワークに接続できなくなるためあらかじめ別のネットワークに接続しておく必要があります。
  7. インアクティベーションを実行する日時を指定する場合は、「スケジュール」の「予約日時を設定する」にチェックを付け、実行日時を指定します。
    指定しない場合は、即時にインアクティベーションが実行されます。
  8. 「パスワード」にログイン中のアカウントのパスワードを入力します。 
  9. 「同意する」にチェックを付けます。
  10. 「OK」ボタンをクリックします。
  11. インアクティベーション要求が登録され、メッセージが表示されます。
    インアクティベーションを実行すると、登録されているジョブは全てキャンセルされます。

「強制インアクティベーション」について

強制インアクティベーションは、機種変更済みの端末や故障してすでに手元にないときなど、端末がmobiconnectと通信をできずジョブを実行できない場合に、管理画面上の端末状態を無効にして端末情報を削除可能にするための機能です。
強制インアクティベーション

「Apple MDMプロファイル削除」の「有効にする」チェックボックスについて

チェックボックスをONにして実行すると、Apple MDMまたはHybrid MDMで登録されている端末では、インアクティベーションと同時にApple MDMプロファイルが削除されます。また、以下の注意点があります。

  • チェックボックスをONにしない場合、端末側でプロファイルを削除する必要があります。
  • DEP端末でMDMプロファイルの削除を禁止している場合、この機能を有効にしないと、端末側でプロファイルを削除することはできません。
  • サイレント方式でWLAN設定を適用している端末は、端末側のプロファイルが削除されるとネットワークに接続できなくなるため、あらかじめ別のネットワークに接続しておく必要があります。

インアクティベーション時のプロファイルのインストールについて

iOS8/iPadOS13.1以降の端末では、iOS/iPadOSの仕様により、インアクティベーション実行後に端末側でクライアントアプリをタップしても、設定画面に遷移するだけでプロファイルのインストール画面へ遷移しない場合があります。
クライアントアプリをタップし、Safariを経由した時点で、管理画面上のインアクティベーション要求は成功となり、端末状態は無効となります。
プロファイルのインストールをキャンセルする、または上記事象によりインストールできなかった場合は、端末の制限を解除することができません。また、プロファイルは削除できない状態のままとなりますので、クライアントアプリから端末登録を実施し、再度インアクティベーション処理を最初から実行してください。
また、プロファイルのインストール画面には、Safariを経由して遷移します。
そのため、デバイス利用制限や端末側の機能制限、構成プロファイル等でSafariの使用を制限している場合は、プロファイルのインストール画面に遷移しません。

端末側でプロファイルを削除する

Apple MDM方式を利用している場合には、以下の手順で端末側のApple MDMプロファイルを削除します。ただし、インアクティベーション時に「Apple MDMプロファイル削除」を「有効にする」にチェックした場合は必要ありません。

  1. 「設定」アプリアイコンをタップし、「一般」をタップします。
  2. 「プロファイルをモバイルデバイス管理」をタップします。
  3. モバイルデバイス管理に表示されるプロファイルをタップします。
    モバイルデバイス管理に表示されるプロファイルがApple MDMプロファイルです。
  4. 「削除」をタップし、「削除」ボタンをタップします。
  5. モバイルデバイス管理からプロファイルが削除されていることを確認します。

端末側でインアクティベーション処理を実行する

Hybrid MDM登録されている端末にインアクティベーションを実行すると、端末側クライアントアプリにPUSH通知が表示されます。

ここでプロファイルをインストールすることで、タップ方式で適用されている制限が解除され、通常は削除することができないIVI MDMのプロファイルを削除することが可能となります。

  1. クライアントアプリの通知をタップし、クライアントアプリを起動します。
    通知センター、またはロック画面に表示される通知をタップでも問題ありません。
  2. プロファイルをインストールする際に、「許可」ボタンをタップすることでSafariでプロファイルがダウンロードされます。
    ※iOS12.2までは「許可」をタップすると、ダウンロードしたプロファイルをインストールする設定画面が表示されます。
  3. プロファイルがダウンロードされたメッセージで「閉じる」をタップ
  4. 設定アプリから「一般」をタップ
    またはSafariの画面の「設定アプリへ」のリンクをタップしても、設定アプリが開きます
    ※「不正なパスワード」と表⽰された場合は、何も⼊⼒せずに「OK」をタップします。 
  5. 「VPNとデバイス管理」をタップします。
    ※iOS/iPadOS15未満の端末は「プロファイル」または「プロファイルとデバイス管理」
  6. ダウンロード済みプロファイルの「Profile Service」をタップします。
    ※ここで表示されるダウンロード済みのプロファイルは、ダウンロードから8分経過すると自動で削除されます。
  7. 右上の「インストール」をタップして、画面に従ってプロファイルをインストールします。
    ※画面ロックのパスコードが設定されている場合、インストール時に入力が求められます。
  8. 「インストール」をタップします。
  9. 「インストール」をタップします。
  10. 「インストール」をタップします。
  11. 「完了」をタップします。
  12. “構成プロファイル”の「Inventit MobiConnect for Business」をタップします。
  13. 「プロファイルを削除」をタップします。
  14. 「削除」をタップします。

管理画面から端末を削除する

管理画面から端末を削除するためには、あらかじめ端末をインアクティベーションし、端末状態が無効状態(OSのアイコンがグレー)になっている必要があります。

  1. サイドナビの「端末管理」を選択します。
  2. インアクティベーションを実行する端末が登録されているグループを選択します。
  3. 削除したい端末にチェックを付けます。
  4. 「端末管理」をクリックします。
  5. 「端末一括削除」をクリックします。
  6. 「パスワード」に管理画面にログインした時に使用したアカウントのパスワードを入力します。
  7. 「同意する」にチェックを付けます。
  8. 「削除」をクリックします。
  9. 削除が成功していることを確認し、「閉じる」をクリックします。
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