端末側のApple ID不要でVPPアプリを配信する(シリアル番号にライセンス割当)※VPPトークン更新あり

この手順は、すでにVPPアプリ配信を利用しているが、VPPトークンの有効期限が切れていてアプリの配信ができない場合にVPPトークンを更新しつつアプリを配信する手順です。
※VPPトークンはApple社の仕様で1年で有効期限が切れるため、1年に一度更新が必要です

VPPアプリ、ブックを購⼊する

Apple社のApple Business Manager(ABM)/Apple School Manager(ASM)でVPPアプリ・ブックを購入する手順です。
※VPPのご利用方法の詳細については、Apple社へお問い合わせください。

  1. Apple社のABM/ASMにて、管理対象Apple IDでサインインします。
    ・Apple Business Manager(ABM) :https://business.apple.com
    ・Apple School Managerm(ASM) :https://school.apple.com/
  2. コンテンツ「Appとブック」をクリックします。
  3. 検索ボックスに購入したいアプリまたはブックの名前、ID等を入力し、Enterキーを押します。
  4. 表示された検索結果より、購入したいAppまたはブックのタイトルを選択します。
  5. 購入する割当先の場所(ロケーション)を選択します。
  6. 数量を入力します。
    ※入力した数量が、購入するVPPライセンス数です。
  7. 「入手」をクリックします。
  8. 購入した場所(ロケーション)名の右横「利用可能」と表示された数が、現在利用できるアプリのライセンスの数です。

購入したVPPアプリを管理画面で表示するためには、VPPトークンの同期を行う必要があります。

有償のVPPアプリを配信する場合について

mobiAppsにて有償のVPPアプリを配信する場合は、ライセンスの種類を「管理対象ライセンス」を選択して購入してください。 「引き換えコード」を選択した場合は、mobiAppsにて配信することができません。


VPPトークンを更新する

VPPトークンの更新とは・更新条件

Apple社の仕様により、VPPトークンの有効期限は1年のため、1年ごとに更新が必要です。
アプリ配信の画面で有効期限が切れたVPPトークンを選択した場合、サーバーエラーとなってアプリ情報等を表示することができません。

■VPPトークンの更新条件
以下の条件を満たしている場合、Apple Business Manager(ABM)/Apple School Manager(ASM)からダウンロードしたコンテンツトークンでVPPトークン(サーバトークン)の更新が行えます。

  • 更新対象のVPPトークンが管理画⾯に登録済みであること。
  • 更新対象のVPPトークンの有効期限の失効⽇時が、登録済みのVPPトークンの有効期限の失効⽇時よりも先の⽇時であること。
  • 更新対象のVPPトークンが他社MDM製品にて管理されていないこと。
  • 更新対象のVPPトークンがmobiconnectの他のアカウントIDにて管理されていないこと。
  • ABM/ASMの管理画⾯でVPPトークンに紐づく場所(ロケーション)が削除されていないこと。

VPPトークンの有効期限の確認方法

  1. 「外部サービス連携>VPPトークン」をクリックします。
  2. VPPトークンが登録されているグループを選択します。
  3. 失効日時を確認します。

VPPトークン更新手順

1.更新用のVPPトークンを取得する

  1. Apple社のABM/ASMにて、管理対象Apple IDでサインインします。
    ・Apple Business Manager(ABM) :https://business.apple.com
    ・Apple School Managerm(ASM) :https://school.apple.com/
    ※管理対象Apple IDはABM/ASMで作成した、もしくは紐づけられたApple IDです。
    ・ビジネス向け:https://www.apple.com/jp/business/
    ・教育機関向け:https://www.apple.com/jp/education/
  2. ユーザー名をクリックします。
  3. 「環境設定」をクリックします。
  4. 「お支払いと請求」をクリックします。
  5. コンテンツトークンにて、今回更新する場所(ロケーション)横の「ダウンロード」をクリックすると、「sToken for xxxxxxxxxxxx.vpptoken」というファイルがダウンロードされます。

2.VPPトークンを更新する

  1. サイドナビの「外部サービス連携」>「VPPトークン」を選択します。
  2. VPPトークンが登録されているグループを選択します。
  3. 「サーバトークンの更新」をクリックします。
  4. 「ファイルの選択」をクリックし、ABM/ASMからダウンロードしたコンテンツトークンファイルを選択します。
  5. 「OK」をクリックします。
  6. VPPトークンが更新され、更新完了のメッセージが表⽰されます。
    ※VPPトークンをライセンス共有している場合、共有元のVPPトークンを更新すると、共有先のVPPトークンも合わせて更新されます。

VPPトークンの失効通知を設定する

VPPトークンの失効通知とは・通知のタイミング

Apple社の仕様により、VPPトークンの有効期限は1年のため、1年ごとにVPPトークンの更新が必要です。
本機能は、VPPトークンの有効期限が失効する前に、通知メールを送信する機能です。

以下のタイミングで通知メールが送信されます。

  • 失効日時の1ヶ月前
  • 失効時

失効通知の設定手順

  1. サイドナビの「外部サービス連携」>「VPPトークン」を選択します。
  2. 失効通知を設定するVPPトークンが登録されているグループを選択します。
  3. 失効通知を設定するVPPトークンの「」をクリックします。
  4. 「編集」をクリックします。
  5. 「有効」を選択します。
  6. 通知メールを送信するメールアドレスを入力します。
  7. 「OK」をクリックします。
  8. 通知設定が有効になります。

VPPトークンを同期する

Apple Business Manager(ABM)やApple School Manager(ASM)で購入したアプリを管理画面に表示するため、VPPトークンの同期を行います。
ABMやASMでアプリを購入した際は、都度同期を行ってください。
ライセンス共有を設定している場合、共有先のVPPトークンも同期する必要があります。

  1. サイドナビの「外部サービス連携」>「VPPトークン」を選択します。
  2. 同期するVPPトークンが登録されているグループを選択します。
  3. 同期するVPPトークンの「」をクリックします。
  4. 「同期」をクリックします。
  5. 「OK」をクリックします。
  6. 同期処理開始のメッセージが表示されます。

「コンテンツの表示が正しくありませんか?」について

アプリまたはブックを購入後、同期が行われていないと「mobiApps」>「VPPアプリとブック」に”コンテンツの表示が正しくありませんか?”というメッセージが表示されます。


メッセージをクリックして表示される「同期」をクリックするとVPPトークンの同期が開始されます。 「確認」をクリックすると購入したアプリが表示されます。

VPPアプリをインストール(配信)する

ABM/ASMで購入したVPPアプリの配信手順です。
購入したVPPアプリはVPPトークンの同期を行い、管理画面に最新の状態を反映している必要があります。
VPPアプリの購入から配信まで、初期設定を含む全体の流れは端末側のApple ID不要でアプリを配信するを確認してください。

アプリ配信時の動作(アプリの配信とアップデート)

VPPアプリ配信は以下の動作となります。

  • 端末にアプリがインストールされていない場合
    新規にアプリがインストールされます。
  • 端末にアプリがインストール済で、新しいバージョンアプリがApp Store公開されている場合
    アプリがアップデートされます。

VPPアプリ配信手順

端末を選択して配信する手順

  1. サイドナビの「mobiApps」>「アプリとブック」を選択します。
  2. 「VPPアプリとブック」の「管理と配信」を選択します。
  3. VPPトークンが登録されているグループを選択します。
  4. VPPトークンを選択します。
  5. 配信するアプリのチェックボックスにチェックを付けます。(複数選択可)
  6. 「インストール」をクリックし、配信先端末のOS(「iOS端末」・「macOS端末」)を選択します。
    ※アプリは互換端末へのみ、配信が行えます。
  7. ライセンスの割当⽅法を選択します。
    ・ライセンスを⾃動割当する
    アプリ配信時に、端末のシリアル番号にライセンスを⾃動的に割り当てます。
    ※この項目を選択して割り当てたライセンスは、アプリの削除や端末のインアクティベーション時に⾃動で回収されます。
    ライセンスの⾃動回収について
    ・ライセンスを⼿動割当する
    VPPユーザーにライセンスを割り当てている場合や、ライセンスを⾃動で割り当てない場合に選択します。この項目を選択する場合は、あらかじめ、端末のシリアル番号またはVPPユーザーにライセンスの割り当てを実施済みである必要があります。
  8. 「次へ」をクリックします。
  9. 端末が登録されているグループを選択します。
    ※サブグループの端末も含める場合は「サブグループを含める」にチェックを付けます。
  10. 対象の端末にチェックを付けます。
    ※「全選択」を選択すると、グループに登録されている全端末が対象となります。
    グループの選択画面で「サブグループを含める」にチェックを入れている場合、配下のグループの全端末も対象となります。
    をクリックするとカスタムフィルターが表示されます。
    ※端末を検索する場合は、右上の「端末の検索」から検索が行えます。
    検索が有効になっている場合「端末の検索」が緑色になります。
    検索の解除は「端末の検索」から「×リセット」をクリックします。
    検索結果の全ての端末を対象にする場合、「全選択」を選択します。
  11. 「次へ」をクリックします。
  12. Managed App Configuration設定を配信する場合は、設定を選択します。
  13. 「次へ」をクリックします。
  14. VPN設定を配信する場合は、設定を選択します。
  15. 「次へ」をクリックします。
  16. Apple MDMプロファイルを端末から削除した際に、配信したアプリも同時に削除する場合は、チェックを付けます。
    ※Hybrid MDMで利用する場合は、MobiConnect MDM Agentアプリの登録時にはチェックを入れないでください。インアクティベーションが完了できなくなる可能性があります。
  17. iTunes、iCloudのバックアップの際に、配信したアプリのバックアップを制限する場合は、チェックを付けます。
  18. 配信完了後にアプリを削除可能にする場合はチェックを付けます。
    ※iOS14/iPadOS14以降の端末で有効です。デフォルトでチェックが付いています。
  19. 「次へ」をクリックします。
  20. 予約配信する場合はチェックを⼊れ、カレンダーより配信⽇を選択します。
    ※VPPトークン失効日時の前日まで選択可能です。
  21. 「次へ」をクリックします。
  22. 設定した内容を確認して「処理を開始する」をクリックします。
  23. VPPアプリ配信開始のメッセージが表⽰されます。

「ライセンスを自動割当する」を選択した場合の動作について

手順(7)にて「ライセンスを自動割当する」を選択した場合であっても、すでにライセンスが割り当て済みの端末に対しては、ライセンスは再割り当てされません。
そのため、ライセンスの自動回収の対象ではない手順で配信したアプリに対して上書き配信を実施しても、ライセンスの自動回収の対象にはなりません。
ライセンスを一度回収し、「ライセンスを自動割当する」を選択してアプリを再配信するとライセンスの自動回収の対象になります。

アプリのインストール状況から端末を選択して配信する手順

  1. サイドナビの「mobiApps」>「アプリとブック」を選択します。
  2. 「VPPアプリとブック」の「管理と配信」を選択します。
  3. VPPトークンが登録されているグループを選択します。
  4. VPPトークンを選択します。
  5. 配信するアプリの「」をクリックします。
  6. 「iOS端末を検索」をクリックします。
  7. インストール状況取得日とアプリのバージョンが表示されます。
  8. 「端末の検索」ボタンをクリック後に表示されるインストール状況または詳細検索で検索条件を指定し、「検索」をクリックします。

    インストール状況での検索対象項目
    インストール状況
    •指定なし
    インストール状況を検索条件に含めません。
    •取得履歴なし
    インストール済みアプリ一覧取得の実行履歴のない端末。
    •未インストール
    インストール済みアプリ⼀覧取得が成功し、選択したアプリがインストールされていない端末。
    本項目を選択した場合、インストール済みアプリ一覧取得日時を指定できます。
    •インストール済み
    インストール済みアプリ⼀覧取得が成功し、選択したアプリがインストールされている端末。
    本項目を選択した場合、インストール済みアプリ一覧取得日時を指定できます。また、アプリのバージョンを選択して検索できます。

    バージョン
    取得済みのアプリのバージョンを選択できます。クリックすると対象の端末数が表示されます。

    インストール済みアプリの一覧取得日時
    指定した日時より古いインストール済みアプリの一覧取得日時の端末を検索します。指定しない場合、すべての日時が検索対象となります。


    詳細検索での取得対象項目
    端末表示名、端末番号、UDID、WiFi MACアドレス、OSバージョン、氏名、シリアル番号、社員番号、電話番号1、電話番号2、メールアドレス、備考、備考2、備考3
  9. 対象のグループを選択します。
  10. 対象の端末にチェックを付けます。
    ※「全選択」を選択すると、グループに登録されている全端末が対象となります。
    グループの選択画面で「サブグループを含める」にチェックを入れている場合、配下のグループの全端末も対象となります。
    ※検索が有効になっている場合「端末の検索」が緑色になります。
    検索の解除は「端末の検索」から「×リセット」をクリックします。
    検索結果の全ての端末を対象にする場合、「全選択」を選択します。
  11. 「インストール」をクリックします。
  12. ライセンスの割当⽅法を選択します。
    ・ライセンスを⾃動割当する
    アプリ配信時に、端末のシリアル番号にライセンスを⾃動的に割り当てます。
    ※この項目を選択して割り当てたライセンスは、アプリの削除や端末のインアクティベーション時に⾃動で回収されます。
    ライセンスの⾃動回収について
    ・ライセンスを⼿動割当する
    VPPユーザーにライセンスを割り当てている場合や、ライセンスを⾃動で割り当てない場合に選択します。この項目を選択する場合は、あらかじめ、端末のシリアル番号またはVPPユーザーにライセンスの割り当てを実施済みである必要があります。
  13. 「次へ」をクリックします。
  14. Managed App Configuration設定を配信する場合は、設定を選択します。
  15. 「次へ」をクリックします。
  16. VPN設定を配信する場合は、設定を選択します。
  17. 「次へ」をクリックします。
  18. Apple MDMプロファイルを端末から削除した際に、配信したアプリも同時に削除する場合は、チェックを付けます。
    ※Hybrid MDMで利用する場合は、MobiConnect MDM Agentアプリの登録時にはチェックを入れないでください。インアクティベーションが完了できなくなる可能性があります。
  19. iTunes、iCloudのバックアップの際に、配信したアプリのバックアップを制限する場合は、チェックを付けます。
  20. 配信完了後にアプリを削除可能にする場合はチェックを付けます。
    ※iOS14/iPadOS14以降の端末で有効です。デフォルトでチェックが付いています。
  21. 「次へ」をクリックします。
  22. 予約配信する場合はチェックを⼊れ、カレンダーより配信⽇を選択します。
    ※VPPトークン失効日時の前日まで選択可能です。
  23. 「次へ」をクリックします。
  24. 設定した内容を確認して「処理を開始する」をクリックします。
  25. VPPアプリ配信開始のメッセージが表⽰されます。

「ライセンスを自動割当する」を選択した場合の動作について

手順(12)にて「ライセンスを自動割当する」を選択した場合であっても、すでにライセンスが割り当て済みの端末に対しては、ライセンスは再割り当てされません。
そのため、ライセンスの自動回収の対象ではない手順で配信したアプリに対して上書き配信を実施しても、ライセンスの自動回収の対象にはなりません。
ライセンスを一度回収し、「ライセンスを自動割当する」を選択してアプリを再配信するとライセンスの自動回収の対象になります。

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