端末を監視する・監視結果を確認する

監視ポリシーを利用して端末の設定状況等を監視できます。
※この機能は端末の状態を監視する機能のため、監視ポリシーを適用しても端末の機能の制限は行われません。端末の機能を制限する場合は、遠隔設定フィーチャーセットを利用します。

監視ポリシーとは-Android

監視ポリシーとは

監視ポリシーは、端末の設定状態やインストールされているアプリについて、指定されているポリシーと相違がないか、定期的に情報を取得する機能です。

ポリシーと相違があった場合、ポリシー違反端末として管理者へ通知します。

遠隔監視機能は、差分を検知した場合に管理者へ通知する機能であり、端末側での設定を強制する機能ではありません。
設定の強制や機能の制限などは、フィーチャーセットをご利用ください。

監視できる項目

・端末設定状態の監視

遠隔設定フィーチャーセットにて、端末に適用されている制限や、端末のOSバージョンなどを監視できます。

・アプリインストール状態の監視

端末にインストールされているアプリの情報を取得し、ホワイトリスト、ブラックリスト、必須リストにて差分を検知した場合に、管理者へ違反を通知したり、起動⾃体を制限できます。

・位置情報の監視

端末にインストールされているクライアントアプリを使用して、設定された周期に位置情報を取得します。

・SIM交換の監視

端末に挿⼊されているSIMカードが、交換されたり未挿⼊の状態となったことを検知すると、監視通知として管理者にアラートを通知する機能です。
※本機能の利用は、クライアントアプリのバージョンが30.5以降である必要があります。バージョンが30.5未満のクライアントアプリがインストールされている端末では、ご利用できませんのでご注意ください。

監視ポリシーを作成する

監視ポリシーの作成

  1. サイドナビの「管理設定」>「監視ポリシー」を選択します。
  2. 監視ポリシーを作成するグループを選択します。
  3. 「新規登録」をクリックします。
  4. 「設定名」(必須)と「備考」(任意)を入力します。
    「登録先グループ」から、監視ポリシーを作成するグループを変更も可能です。
  5. 監視項目タブを選択して、「監視する」のラジオボタンを選択すると、項目の詳細が表示されます。
    各種項目を設定します。
    項目の詳細は監視ポリシーの各項目の詳細を参照してください。
  6. 項目の選択、設定が完了したら「保存」をクリックして登録します。
  7. 元の画面に戻り、登録完了のメッセージが表示されます。

各項目のスケジュールの「周期」「期間」について

監視ポリシーの監視は、適用時と、各項目のスケジュールの「周期」「期間」で監視のジョブが実行されます。
そのため、定期的な監視を続けたい場合には各項目のスケジュールで「周期」「期間」を設定する必要があります。

フィーチャーセットから監視ポリシーを作成できる機能について

サイドナビの「管理設定」>「フィーチャーセット」にて、「ローカルセキュリティポリシー」もしくは「デバイス利用制限」を含むフィーチャーセットを作成している場合には、該当のフィーチャーセットに含めている「ローカルセキュリティポリシー」・「デバイス利用制限」と同じ設定値の監視ポリシーの新規作成が行えます。
その際、「ローカルセキュリティポリシー」・「デバイス利用制限」の設定値は、「端末設定状態の監視」内の同じ項目の設定値として扱われます。



監視ポリシーのCSV出力

作成した監視ポリシーの設定値は、各設定ごとにCSV出力(CSVダウンロード)が行えます。

  1. サイドナビの「管理設定」>「監視ポリシー」を選択します。
  2. CSV出力する監視ポリシーが登録されているグループを選択します。
  3. CSV出力する設定の「…」から「ダウンロード」を選択します。
  4. 任意のエンコーディングを選択します。
  5. 「ダウンロード」をクリックします。
  6. CSVは即時でダウンロードされます。

    CSVには、「監視項目」「サブカテゴリ」「設定項目名」「設定値」「互換OS」が出力されます。

監視ポリシーを適用する

  1. サイドナビの「管理設定」>「監視ポリシー」を選択します。
  2. 適用したい監視ポリシーが登録されているグループを選択します。
  3. 適用したい監視ポリシー名の「適用」をクリックします。
  4. 監視ポリシーを適用したい端末が登録されているグループを選択します。
    ※サブグループの端末も含める場合は「サブグループを含む」にチェックを付けます。
  5. 対象の端末にチェックを付けます。
    ※「全選択」を選択すると、グループに登録されている全端末が対象となります。
    グループの選択画面で「サブグループを含む」にチェックを付けている場合、配下のグループの全端末も対象となります。
    ※端末を検索する場合は、右上の「検索」から行えます。
    詳細は端末の検索についてを確認ください。
  6. 「確認と実行」をクリックします。
  7. 予約日時を指定する場合は「予約日時を設定する」ラジオボタンを選択し、日時を設定します。
  8. 適用対象の設定や適用対象の端末は、各タブを選択して内容を確認します。
  9. 「実行」をクリックします。
  10. 元の画面に戻り、処理開始のメッセージが表示されます。

【iOS/iPadOSのみ】位置情報の監視を含む遠隔監視ポリシーの適用・解除について

位置情報の監視を含む遠隔監視ポリシーを適用・解除する場合には、端末側クライアントアプリにPUSH通知が表示され、通知またはクライアントアプリをタップして起動する必要があります。
ただし、クライアントアプリのバージョン20.0以降では、クライアントアプリがバックグラウンドで動作している場合、クライアントアプリをタップして起動せずに、遠隔監視ポリシーの適用・解除が可能となります。
“バックグラウンドで動作していること”とは、ホームボタンを二度押しし、マルチタスク画面にmobiconnectのクライアントアプリが表示されている状態を指します。
なお、例外として、OSのアップグレード後や、言語設定の変更後などのシステム変更後は、マルチタスク画面にクライアントアプリが表示されている状態であっても、バックグラウンドで停止状態となるため、再度クライアントアプリを起動するまで、タップするまで適用・解除ができない状態となります。

監視通知を確認する

ホーム画面での表示

  1. 管理画面へログインすると、ホームが表示されます。
    または、サイドナビの「ホーム」を選択します。
  2. 「監視通知」タブを選択します。
  3. 「監視通知リストを表示」ボタンをクリックすると、監視通知リストが表示されます。

監視通知での表示

  1. 「検出された最新の監視通知」画面の「全履歴を見る」ボタン、または画面上部の「監視通知」アイコンをクリックすると「監視通知リスト」画面が表示され、すべての監視通知が表示されます。
  2. 表示件数を「25件」~「500件」の間で変更することが可能です。
  3. 「監視通知のCSV出力」ボタンをクリックすると、監視通知をCSVファイルとして出力できます。

監視通知のCSV出力

管理画面に通知されたポリシー違反などの監視通知を、CSVファイルとして一括出力し、一覧で確認することが可能です。

  1. 「監視通知リスト」画面が表示したら、「監視通知のCSV出力」ボタンをクリックします。
  2. 出力を確認するメッセージが表示されるので、「OK」ボタンをクリックします。
  3. 端末情報CSV出力の登録メッセージが表示されます。
    CSVファイルの出力は、完了するまでに時間がかかることがあります。
  4. 「ホーム」画面の「ダウンロード」タブを開き、「監視通知CSVファイル」をクリックします。
  5. 該当の登録日時のファイル行にある「ダウンロード」をクリックします。
    ダウンロードできる管理者は、CSV出力を実行した管理者のみです。

出力されたCSVファイルには、下記が一覧で記載されています。

監視通知CSVファイルの項目

発生日時、端末番号、グループ、所有者名、メーカー、機種、通知種別、違反項目(大)、違反項目(小)、違反箇所(アプリ名などの詳細情報)

「端末詳細」画面にて違反状況の詳細を確認する

端末番号がリンクになっている画面にて端末番号をクリックすると、その端末の詳細画面が表示され、監視通知にて違反した箇所の詳細やポリシーとの差分を確認することができます。

  1. 「端末詳細」画面を開き、「端末監視状況」タブを選択します。
  2. 取得した端末の情報とポリシーに差分があった場合、「異常あり」と表示されます。
  3. ポリシーとの差分があった箇所は、赤で強調表示されます。
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