端末の位置情報を確認する

「端末の情報を取得する」の手順で、「位置情報」にチェックを入れて端末情報を取得することで、位置情報の取得が行えます。

※IVI MDM方式もしくはHybrid MDM方式で登録した端末で利用可能です。Apple MDM方式で登録した端末ではこの手順の位置情報取得は行えません。
※端末が監視対象(監視モード)に設定されている場合は、紛失モードでの位置情報取得が行えます(監視モードのApple MDM方式・IVI MDM方式・Hybrid MDM方式で利用可能です)

端末の情報取得について

iOS/iPadOS端末では、以下の情報取得に対応しています。

端末基本情報取得
シリアル番号などの端末固有の情報や、CPUやメモリなどのハードウェア情報、プロファイルのインストール状況などを取得します。

位置情報
端末の位置情報を取得します。
※IVI MDM方式またはhybrid MDM方式のみ

インストール済みアプリ一覧取得
標準アプリ以外に、端末にインストールされているアプリの情報を取得します。
※Apple MDM方式 または hybrid MDM方式のみ

端末の情報を取得する

管理画面における情報取得の実行手順(端末基本情報取得、位置情報取得、インストール済みアプリ一覧取得)は、全て共通となります。

取得を実行する項目のタブを選択し、実行してください。

それぞれの項目を取得する際の注意事項等は、取得する各項目を確認してください。

  1. サイドナビの「端末管理」を選択します。
  2. 情報取得を実行する端末が登録されているグループを選択します。
  3. 情報取得を実行する端末にチェックを付けます。※複数選択可
  4. 「端末情報取得」をクリックします。
  5. 「端末情報取得」画面が表示されるので、「端末情報取得設定」タブを開きます。
  6. 「端末情報の選択」で、取得する情報にチェックを付けます。
    「端末基本情報」にチェックを付けた場合、「端末基本情報のオプション」が表示されます。ここから、取得する情報を選択します。
  7. 各情報を取得する日時を指定する場合は、「スケジュール」の「予約日時を設定する」にチェックを付け、取得する日時を指定します。
    指定しない場合は、即時に情報を取得します。
  8. 「OK」をクリックします。
  9. 情報取得のジョブが登録され、登録完了のメッセージが表示されます。

端末の指定方法にて「全選択」選択した場合

「全選択」を選択した場合は、選択中のグループに含まれるすべての端末が対象となります。 「サブグループを含む」にチェックを付けている場合に「全選択」を選択した場合、選択したグループの配下にあるサブグループの端末も対象となります。
「フリーワード検索」「詳細検索」の検索結果に対して「全選択」を選択した場合は、検索結果の端末が対象となります。

位置情報取得

位置情報取得における端末側での動作

位置情報取得を実行すると、端末側クライアントアプリにPUSH通知が表示され、通知をタップしてクライアントアプリを起動することで、位置情報を送信します。

位置情報取得における注意事項

位置情報を取得するための条件

位置情報取得に関する注意事項をご確認ください。

バックグラウンドでの取得におけるバージョンごとの違いについて

位置情報取得実行時における、バックグラウンドでの取得について、クライアントアプリのバージョンごとの動作の違いは、下記となります。

  • バージョン15.0以前
    バックグラウンドにて取得完了後も、PUSH通知が表示されたままとなる
  • バージョン20.0以降
    バックグラウンドにて取得完了後、PUSH通知は非表示となる

位置情報取得に関する注意事項

位置情報を取得するための条件

iOS/iPadOS端末の位置情報を取得するためには、以下の条件が必要となります。

  • 端末がHybrid MDM方式またはIVI MDM方式で登録されていること
  • バックグラウンドでの取得についての状態となっていること
  • バックグラウンドでの取得の許可が設定されていること
  • 端末の電源がオン、アクティブなネットワークに接続されていること
  • 端末側「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」がオンになっていること
  • 端末側「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」>「MobiConnect」にて「常に許可」や「許可」が選択されていること

バックグラウンドでの取得について

位置情報の監視を実行するには、クライアントアプリがバックグラウンドで動作している必要があります。
クライアントアプリがバックグラウンドで動作していない場合、クライアントアプリをタップして起動するまで、遠隔監視にて位置情報を取得することはできません。
“バックグラウンドで動作していること”とは、ホームボタンを二度押しし、マルチタスク画面にmobiconnectのクライアントアプリが表示されていることとなります。
なお、例外として、OSのアップグレード後や、言語設定の変更後などのシステム変更後は、マルチタスク画面にクライアントアプリが表示されている状態であっても、バックグラウンドで停止状態となるため、再度クライアントアプリを起動するまで、遠隔監視にて位置情報を取得することはできません。

バックグラウンドでの取得の許可について

端末側「設定」>「一般」>「Appのバックグラウンド更新」にて、項目がオフ、またはmobiconnectがオフになっている場合は、バックグラウンドにて情報を取得することはできません。

位置情報の送信を許可するダイアログの表示について

「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」がオンになっている場合、クライアントアプリをインストールして起動する際に「位置情報の利用を許可」するダイアログが表示されます。

“許可”をタップした場合
「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」にMobiConnectが表示され、”常に許可”や”許可する”となり、位置情報を取得することが可能となります

“許可しない”をタップした場合
「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」にMobiConnectが表示されるが、”許可しない”となる

“許可しない”となっている場合は、ジョブ管理のステータスが"ユーザー拒否"、端末の詳細情報の位置情報の取得結果が"ユーザーにより拒否されました"となって取得することができません
「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」がオフになっている場合、クライアントアプリをインストールして起動する際、または位置情報取得を実行した場合でも、「位置情報の利用を許可」するダイアログが表示されるが、瞬時に非表示となり、設定することができません。

取得した位置情報が正しくない場合について

iOS/iPadOS端末を登録後、初めて位置情報取得を実施した際に、位置情報が誤差”70メートル”の範囲内で取得できなかった場合は、下記情報が表示されます。
 緯度経度:緯度 0度 0分 0.000秒(0.0)

初回以降に、端末より位置情報が取得できなかった場合、または、取得した情報に”70メートル”以上の誤差が含まれている場合は、前回取得に成功した位置情報を表示する仕様となるため、本来の位置情報とは異なる情報が取得されることがあります。

  • 上記はiOS/iPadOS端末の仕様による動作となります。
  • 誤差の情報は、GPSにて取得した位置情報に含まれている誤差情報となり、mobiconnectにて判定している誤差の情報ではありません。

端末の詳細情報を確認する

端末の基本情報を確認する

「端末情報のサマリー」画面で「詳細画面を開く」ボタンをクリックするか、端末行の右側にある「…」>「詳細」をクリックすると、端末情報の詳細を確認することができます。

  1. 「基本情報」タブにて、mobiconnectへの登録情報が表示されます。
  2. 「iOS」をクリックすると、端末状態、メーカー/機種、氏名、グループが表示されます。
  3. 所有者情報やサービスプランなどを編集する場合は、「編集」ボタンをクリックします。

基本情報を編集する

「端末詳細」画面で「編集」ボタン(「端末の基本情報を確認する」の(3)を参照)をクリックすると「編集」画面が表示され、所有者やサービスプランなどの情報を編集することができます。

「基本情報」タブで編集できる項目

所有者の情報を設定できます。編集できる項目は下記の通りです。

入力項目入力規則
氏名全角半角30文字以下
社員番号全角半角20文字以下
電話番号1〜2半角数字のみ 20文字以下 (先頭のみ+を入力可)
メールアドレスメールアドレスとして妥当な半角英数 40文字以下
備考1〜3全角半角80文字以内

「基本情報」タブの「所有者」に入力されている名前は、端末登録時に所有者名として入力された情報です。

「サービスプラン」タブで編集できる項目

新しいサービスプランを設定できます。

「端末タグ」タブで編集できる項目

遠隔設定データで利用できる端末タグを20個まで設定できます。

取得した端末の情報を確認する

「端末詳細」画面の「端末情報」タブでは、端末基本情報取得にて取得された端末情報を確認することができます。

  1. 「端末情報」タブを選択します。
  2. iOS/iPadOS端末では、以下の取得された項目が表示されます。
  • ファームウェア情報
  • メモリ情報
  • ネットワーク情報
  • ロック状態
  • 起動中プロセス (iOS9/iPadOS13.1以降の端末では取得できないため、表示されません)
  • 使用アプリケーション (iOS/iPadOS端末では非対応のため、表示されません)
  • セキュリティ情報
  • 位置情報 (位置情報取得を実行した場合にのみ表示されます)
  • プロファイル
  • プロビジョニングプロファイル
  • Single Appモード設定情報

端末情報について

端末情報は、端末基本情報取得を実施して取得した情報が表示されます。
情報はリアルタイムでは更新されませんので、最新情報を確認する場合は、端末基本情報取得を実行し、要求のステータスが成功になってから確認してください。

端末の設定状況を確認する

「端末詳細」画面の「端末設定状況」タブでは、端末に適用されている設定状況を確認することができます。

  1. 「端末設定状況」タブを選択します。
  2. フィーチャーセットは、適用した方式、および適用した日時が表示され、フィーチャーセット名をクリックすると、「遠隔設定フィーチャーセットデータ詳細」画面が表示され、フィーチャーセット設定の詳細を確認することができます。
  3. 端末の各種設定状況が表示されます。
    iOS/iPadOS端末では下記の項目が表示されます。
  • デバイス利用制限

※デバイス利用制限は、適用済みの状態でも、設定状況を取得するまで「データがありません」と表示されます。
※該当の遠隔設定フィーチャーセットが管理画面より削除されている場合、詳細画面は表示されません。
※該当の遠隔設定フィーチャーセットが、管理者がアクセスできないグループに登録されている場合、詳細画面は表示されません。

遠隔監視の状況を確認する

「端末詳細」画面の「端末監視状況」タブでは、端末に適用されている遠隔監視ポリシーによる監視結果を確認することができます。

※遠隔監視ポリシーが適用されていない場合、「この端末では監視ポリシーが設定されていません」と表示されます。

  1. 「端末監視状況」タブを選択します。
  2. 「監視ポリシー」をクリックすると、監視ポリシー名、登録日時、更新日時が表示されます。
    ※監視ポリシー名をクリックすると監視ポリシーの詳細が表示されます。
  3. 監視状態、監視スケジュール、最終更新日時が表示されます。監視状態に「異常あり」と表示されている場合は、違反を検知している項目があります。
  4. 監視項⽬と詳細が表⽰されます。違反している項目は、赤くハイライト表示されます。

「監視ポリシー」をクリック後のメニュー

インストールされているアプリの状況を確認する

「端末詳細」画面の「端末アプリ状況」タブでは、インストール済みアプリ一覧取得にて取得された情報を確認することができます。

  1. 「端末アプリ状況」タブを選択します。
  2. 「インストール済みアプリ一覧」には、インストールされているアプリが表示されます。
    iOS/iPadOS端末では、標準アプリ以外が表示されます。
  3. 「管理対象アプリ一覧」には、インストール済みアプリの中で、mobiAppsオプションによって配信された管理対象アプリが表示されます。
  4. 「iBooksコンテンツ一覧」には、ブックアプリに追加されたブックが表示されます。
  5. 「クリップボードにコピー」ボタンをクリックすると、遠隔監視ポリシー設定に記載するフォーマットにて操作中PCの「クリップボード」にコピーされます。

端末アプリ状況について

端末アプリ状況は、インストール済みアプリ一覧取得を実施して取得した情報が表示されます。 情報はリアルタイムでは更新されませんので、最新情報を確認する場合は、インストール済みアプリ一覧取得を実行し、要求のステータスが成功になってから確認してください。 端末の情報を取得する >>

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