端末を監視する・監視結果を確認する

監視ポリシーを利用して端末の設定状況等を監視できます。
※この機能は端末の状態を監視する機能のため、監視ポリシーを適用しても端末の機能の制限は行われません。端末の機能を制限する場合は、遠隔設定フィーチャーセットを利用します。

監視ポリシーとは

監視ポリシーとは

監視ポリシーは、端末の設定状況やインストールされているアプリについて、指定されているポリシーと相違がないか、定期的に情報を取得する機能です。

ポリシーと相違があった場合、ポリシー違反端末として管理者へ通知します。

遠隔監視機能は、差分を検知した場合に管理者へ通知する機能であり、端末側での設定を強制する機能ではありません。設定の強制や機能の制限などは、フィーチャーセットをご利用ください。

監視できる項目

・端末設定状況の監視

構成プロファイルや遠隔設定フィーチャーセットにて、端末に適⽤されている制限や、端末のOSバージョン等を監視することが可能です。

・アプリインストール状態の監視

端末にインストールされているアプリの情報を取得し、ホワイトリスト、ブラックリスト、必須リストにて差分を検知した場合に、管理者へ違反を通知することが可能です。

違反として検知されたアプリを端末側で非表示にし、利用を制限することが可能です。
※端末が監視対象に設定されている必要があります。

・位置情報の監視

端末にインストールされているクライアントアプリを使⽤して、設定された周期に位置情報を取得します。
※Hybrid MDM方式またはIVI MDM方式のみ利用可能です。

・SIM交換の監視

端末に挿⼊されているSIMカードが、交換されたり未挿⼊の状態となったことを検知すると、監視通知として管理者にアラートを通知する機能です。

監視ポリシーを作成する

  1. サイドナビの「遠隔設定管理メニュー」>「監視ポリシー作成」を選択します。
  2. 監視ポリシーを作成するグループを選択します。
  3. 「新規登録」ボタンをクリックします。
  4. 「遠隔監視ポリシー名」(必須)と「説明」(任意)を入力します。
  5. 監視する項目にて「する」のラジオボタンを選択すると、項目の詳細が表示されます。
    各種項目を設定します。
    項目の詳細は監視ポリシーの各項目の詳細を参照してください。
  6. 項目の選択、設定が完了したら「登録」ボタンをクリックして登録します。
  7. 元の画面に戻り、登録完了のメッセージが表示されます。

各項目のスケジュールの「周期」「期間」について

監視ポリシーの監視は、適用時と、各項目のスケジュールの「周期」「期間」で監視のジョブが実行されます。
そのため、定期的な監視を続けたい場合には各項目のスケジュールで「周期」「期間」を設定する必要があります。

監視ポリシーを適用する

  1. サイドナビの「遠隔設定メニュー」>「監視ポリシー適用」を選択します。
  2. 監視ポリシーを適用したい端末が登録されているグループを選択します。
  3. 監視ポリシーを適用する端末にチェックを付けます。
  4. 適用したい監視ポリシー名のラジオボタンを選択します。
    右側のカラムには、選択した端末または遠隔監視要求登録の詳細情報が表示されます。
  5. 適用する日時を指定する場合は、「運用監視要求登録」のカレンダーアイコンをクリックし、開始する日時を指定します。
    指定しない場合は、即時に開始します。
  6. 「遠隔監視要求確認」ボタンをクリックします。
  7. 実行内容を確認します。
  8. 「実行」ボタンをクリックします。
  9. 元の画面に戻り、登録完了メッセージが表示されます。

【iOS/iPadOSのみ】位置情報の監視を含む遠隔監視ポリシーの適用・解除について

位置情報の監視を含む遠隔監視ポリシーを適用・解除する場合には、端末側クライアントアプリにPUSH通知が表示され、通知またはクライアントアプリをタップして起動する必要があります。
ただし、クライアントアプリのバージョン20.0以降では、クライアントアプリがバックグラウンドで動作している場合、クライアントアプリをタップして起動せずに、遠隔監視ポリシーの適用・解除が可能となります。
“バックグラウンドで動作していること”とは、ホームボタンを二度押しし、マルチタスク画面にmobiconnectのクライアントアプリが表示されていることとなります。
なお、例外として、OSのアップグレード後や、言語設定の変更後などのシステム変更後は、マルチタスク画面にクライアントアプリが表示されている状態であっても、バックグラウンドで停止状態となるため、再度クライアントアプリを起動するまで、タップするまで適用・解除ができない状態となります。

監視通知を確認する

ホーム画面での表示

  1. 管理画面へログインすると、ホームが表示されます。
    または、サイドナビの「ホーム」を選択します。
  2. 「監視通知」タブを選択します。
  3. 「監視通知リストを表示」ボタンをクリックすると、監視通知リストが表示されます。

監視通知での表示

  1. 「検出された最新の監視通知」画面の「全履歴を見る」ボタン、または画面上部の「監視通知」アイコンをクリックすると「監視通知リスト」画面が表示され、すべての監視通知が表示されます。
  2. 表示件数を「25件」~「500件」の間で変更することが可能です。
  3. 「監視通知のCSV出力」ボタンをクリックすると、監視通知をCSVファイルとして出力できます。

監視通知のCSV出力

管理画面に通知されたポリシー違反などの監視通知を、CSVファイルとして一括出力し、一覧で確認することが可能です。

  1. 「監視通知リスト」画面が表示したら、「監視通知のCSV出力」ボタンをクリックします。
  2. 出力を確認するメッセージが表示されるので、「OK」ボタンをクリックします。
  3. 端末情報CSV出力の登録メッセージが表示されます。
    CSVファイルの出力は、完了するまでに時間がかかることがあります。
  4. 「ホーム」画面の「ダウンロード」タブを開き、「監視通知CSVファイル」をクリックします。
  5. 該当の登録日時のファイル行にある「ダウンロード」をクリックします。
    ダウンロードできる管理者は、CSV出力を実行した管理者のみです。

出力されたCSVファイルには、下記が一覧で記載されています。

監視通知CSVファイルの項目

発生日時、端末番号、グループ、所有者名、メーカー、機種、通知種別、違反項目(大)、違反項目(小)、違反箇所(アプリ名などの詳細情報)

「端末詳細」画面にて違反状況の詳細を確認する

端末番号がリンクになっている画面にて端末番号をクリックすると、その端末の詳細画面が表示され、監視通知にて違反した箇所の詳細やポリシーとの差分を確認することができます。

  1. 「端末詳細」画面を開き、「端末監視状況」タブを選択します。
  2. 取得した端末の情報とポリシーに差分があった場合、「異常あり」と表示されます。
  3. ポリシーとの差分があった箇所は、赤で強調表示されます。
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