紛失端末を遠隔で初期化する

端末を出荷状態へと初期化(ワイプ)します。

端末紛失時に、端末に保存されている情報の漏洩等を防ぐために、全てのデータを削除する際に有効です。

遠隔初期化を実行する

遠隔初期化実行手順

  1. サイドナビで「端末管理」を選択します。
  2. 紛失時対策を実行したい端末があるグループを選択します。
  3. 紛失時対策を実行したい端末にチェックを付けます。
  4. 「紛失時対策」をクリックします。
  5. 「紛失時対策」画面を表示したら、「遠隔初期化」を選択します。
  6. 「次へ」ボタンをクリックします。
  7. 「遠隔初期化」画面が表示されるので、「遠隔初期化設定」タブを開きます。
  8. 「端末の一般情報・端末タグ情報を削除する」にデフォルトでチェックが入っているため、削除しない場合にはチェックを外します。
  9. 「スケジュール」の「予約日時を設定する」にデフォルトでチェックが入っているため、日時を指定しない場合はチェックを外します(その場合、端末が必要なネットワークに接続できていれば即時に端末が初期化されます)
    ※即時の実行を望まない場合には、「予約日時を設定する」のチェックを外さずに初期化する日時を指定してください。
    ※スケジュールとWLANの設定は同時に利用できません。
  10. 「パスワード」にログイン中のアカウントのパスワードを入力します。
  11. 「同意する」にチェックを付けます。
  12. 以下の2つの機能を利用する場合は、「遠隔初期化後の設定」タブを選択し、手順14に進んでください。
    ・端末の初期化後に、端末をmobiconnectに自動的に再登録する場合
    ・端末の初期化後も、端末のeSIMのデータプランを維持する場合
  13. 手順12の機能を利用しない場合は、「OK」をクリックし、手順17に進んでください。
  14. 【初期化後に、端末をmobiconnectに自動的に再登録する場合】
    ※本機能の利用条件等の詳細は、遠隔初期化後の自動再登録の利用条件をご確認ください。
    「WLAN設定」のプルダウンから、端末初期化後に接続するWLAN設定を選択します。
  15. 【端末の初期化後も、端末のeSIMのデータプランを維持する場合】
    「eSIMデータプランを維持する」にチェックを入れます。
  16. OKをクリックします。
  17. 端末初期化ジョブが登録され、登録完了のメッセージが表示されます。

遠隔初期化後の自動再登録の利用条件・仕様

WLAN設定を選択することで、遠隔初期化後の端末は選択したWLAN設定のネットワークに接続し、自動的にmobiconnectに再登録されます。
※DEPプロファイルの設定で「MDM登録時に認証画面を表示しない」のチェックを外している場合は端末側で認証情報の入力が必要です。
端末は、DEPプロファイルで設定している登録先グループに再登録されます。

■利用条件

利用には以下の条件を満たしている必要があります。

  • iOS/iPadOS17以降のDEP端末であること
  • 端末にDEPプロファイルが割り当てられていること
  • WLAN設定で選択するWLAN設定の「自動接続」の設定が「する」になっていること
  • 「遠隔初期化設定」タブのスケジュールを設定していないこと

■選択できるWLAN設定

プルダウンで選択できるWLAN設定は、遠隔設定フィーチャーセットのWLAN設定に登録してあるWLAN設定のみです。そのため、自動再登録の利用時に接続したいネットワークの設定はあらかじめWLAN設定に登録しておく必要があります。
また、端末の初期化後にこのネットワークに自動接続して端末登録を実行するため、該当のWLAN設定は「自動接続」の設定が「する」になっている必要があります。

■DEPプロファイルのスキップ項目について

WLAN設定を選択して自動再登録を行う場合は、DEPプロファイルの「デバイス設定アシスタントでスキップさせる設定項目」の設定値に関係なく、すべての項目をスキップして再登録が行われます。そのため、必要な設定は自動再登録後(ホーム画面表示後)にご対応ください。
※ただし、DEPプロファイルの設定で「MDM登録時に認証画面を表示しない」のチェックを外している場合は、スキップさせない設定の項目も表示されます。

■「端末の一般情報・端末タグ情報を削除する」で削除される項目

削除されるのは以下の項目です。

  • 端末の一般情報(氏名・社員番号・電話番号・メールアドレス・備考)
  • 端末タグ情報

Hybrid MDM方式の遠隔初期化について

Hybrid MDM登録されている端末に対して遠隔初期化を実行した場合は、ジョブ管理に同時に2つの遠隔初期化のジョブが登録されます。

※2018年12月より以前にお申し込みいただいたお客様のみ

IVI MDM方式とApple MDM方式の2つの方式が同時に実行されるため、2つのジョブが登録されますが、先に実行されたジョブが成功になり次第、もう一方のジョブは自動でキャンセルされます。

各方式の遠隔初期化が実行される条件について

IVI MDM方式※、Apple MDM方式のそれぞれの条件は、下記の通りとなります。
Hybrid MDM方式では、共通の条件、およびIVI MDMまたはApple MDMの条件のどちらかを満たしている場合に実行されます。

共通

  • 電源が入っていること
  • アクティブなネットワークに接続されていること

Apple MDM

  • Apple MDMプロファイルがインストールされている、削除されていないこと

IVI MDM
※IVI MDM方式による遠隔初期化は2018年12月より以前にお申し込みいただいたお客様のみご利用いただけます

  • 端末側「設定」より、IVI ActiveSync Gateway Serverアカウントのメール、連絡先等のいずれかの項目が「ON」になっていること
    IVI ActiveSync Gateway Serverアカウントについては、こちらを参照してください。

IVI MDM方式の遠隔初期化の動作について

IVI MDM方式による遠隔初期化は、ジョブを登録してから実行されるまでに端末側の状態によって、即時から1時間程度の時間を要する場合があります。

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