WLAN設定

WLAN設定を作成して適用すると、端末側で設定せずに設定されたSSIDやアクセスポイントへ接続してWi-Fi接続することが可能となります。

設定されたWi-FiのSSIDやアクセスポイント以外への接続を制限する場合は、デバイス利用制限の「Wi-FiペイロードによってインストールされたWi-Fiネットワークのみに接続(監視対象のみ)」を”強制する”に設定して適用してください。WLAN設定の適用のみでは、制限されません。

WLAN設定に含まれるSSIDの設定は、フィーチャーセット適用時にデバイスに書き込まれ、該当のSSIDを含まないフィーチャーセットを適用した際に設定が消去されます。 また、複数の適用方法(異なる遠隔設定方式によるフィーチャーセットの適用やファイル配信による構成プロファイルの適用など)で同じSSIDの情報を適用している場合でも、該当のSSIDを含まないWLAN設定の適用、または構成プロファイルの削除によって、そのSSIDの設定はデバイスから削除されます。(該当のSSIDの設定が含まれるフィーチャーセットや構成プロファイルがデバイスに残っていても接続できなくなります。)

iOS/iPadOS端末にて利用可能なWLAN設定の各項目の詳細は以下の通りとなります。

利用可能な項目以外を設定しても、iOS/iPadOS端末には反映されません。

通常のWLAN設定項目

入力項目説明入力規則必須
設定データ名設定データの名称を入力します。全角半角30文字以内
SSID
端末タグ指定可
WLANアクセスポイントのSSIDを入力します。半角数字32文字以内
ステルスモードWLANステルスモードの有効・無効を選択します。「有効」「無効」から選択
自動接続「しない」を選択した場合、接続を許可することを確認されます。「する」「しない」から選択
キャプティブネットワーク検出を無効にするネットワークアクセスの前に同意またはその他の情報を要求するネットワークにユーザが参加する機会がなくなります。「する」「しない」から選択
関連付けを回避するためのMACランダム化を無効にする「する」を選択した場合、関連付けを回避するためのMACランダム化を無効にします。
iOS14/iPadOS14以降の端末のみ
iOS/iPadOS14.1のみ端末側でランダム化の設定が変更できます。
「する」「しない」から選択
プロキシ設定接続するネットワークで使用しているプロキシを構成します。
選択した場合の詳細はWLAN設定にプロキシ設定を含める場合に記載
「なし」「自動」「手動」から選択
ネットワーク認証ネットワーク認証方式を選択します。以下から選択します。


「公開(オープン、オープンシステム)」
「共有キー」
「WPA」
「WPA-PSK」
「WPA2」
「WPA2-PSK」
「WPA3(iOS13以降)」
「WPA3-PSK(iOS13以降)」
「公開」を選択し、かつ「データ暗号化」にて「無効」を選択した場合、WLAN設定は端末に適用されません。
接続するネットワークで設定している認証方式と同一の認証方式を選択してください。
ネットワーク認証エンタープライズ規格エンタープライズネットワークに接続する場合、「使用する」にチェックを入れます。(WPA、WPA2、WPA3を選択した場合のみ)
選択した場合の詳細はエンタープライズ規格のネットワーク設定を含める場合に記載
「使用する」のチェック有無
ネットワークのタイプレガシーとして表示されるようにネットワークを構成する場合、レガシーを選択します。「標準」「レガシー」から選択
データの暗号化アクセスポイントのデータ暗号化形式を選択します。デフォルトは「無効」「無効」「WEP」「TKIP」「AES」から選択
「ネットワーク認証」にて「公開」を選択し、かつ本設定で「無効」を選択した場合、WLAN設定は端末に適用されません。
TKIP、AESの選択は、端末設定時に反映されません。(iOSおよびiPadOSが自動で行います)
ネットワークキー
端末タグ指定可
アクセスポイントのネットワークキー(接続パスワード)を入力します。
「データの暗号化」にて「無効」以外が選択された際に有効となります。

エンタープライズ規格のネットワーク設定

ネットワーク認証エンタープライズ規格にて「使用する」にチェックを入れた場合は、下記を設定する項目が有効となります。

設定項目の詳細は、端末を接続するネットワークの管理者へご確認ください。

入力項目説明入力規則
IEEE 802.1x ネットワークアクセスコントロールを使用する使用する場合はチェック
受け入れたEAPの種類認証のためにどのEAP方式を使用するか指定します。「TTLS」「LEAP」「PEAP」「EAP-FAST」「EAP-SIM」「EAP-AKA」から選択
EAP-FAST PACを使用EAP-FAST Protected Access Credential 設定を使用する場合は、「する」を選択します。「する」「しない」から選択
EAP-FAST PACをプロビジョニングクライアントにPACをプロビジョニングするときは、「する」を選択します。
EAP-FAST PACを使用 にて「する」を選択した場合のみ
「する」「しない」から選択
EAP-FAST PACを匿名でプロビジョニングクライアントにPACをプロビジョニングするときのオプションです。
EAP-FAST PACをプロビジョニング にて「する」を選択した場合のみ
「する」「しない」から選択
ユーザ名
端末タグ指定可
接続認証の際のユーザ名を入力します。全角半角255文字以内
接続ごとにパスワードを使用接続するごとにパスワードの入力を必須とする場合は「する」を選択します。
受け入れたEAPの種類にてLEAP、TTLS、PEAP、EAP-FASTを選択した場合のみ
「する」「しない」から選択
パスワード
端末タグ指定可
接続認証の際のパスワードを入力します。全角半角255文字以内
TTLS 内部認証内部認証の認証プロトコルを選択します。
受け入れたEAPの種類にてTTLSを選択した場合のみ
「PAP」「CHAP」「MSCHAP」「MSCHAPv2」から選択
外部ID外部可視識別子を指定します。
受け入れたEAPの種類にてTTLS、PEAP、EAP-FASTを選択した場合のみ
全角半角255文字以内
EAP-SIM 2つのRANDを許可2つのRAND値のみを提供するサーバからの認証を許可する場合は「する」を選択します。
受け入れたEAPの種類にてEAP-SIMを選択した場合のみ
「する」「しない」から選択
信頼できる証明書の名前WiFi接続用の認証サーバーにてどの証明書を信頼するかを指定します。文字数制限なし

WLAN設定にプロキシ設定を含める場合

プロキシ設定にて「自動」「手動」を選択した場合、下記の通りプロキシサーバーの設定項目が表示されます。

設定項目の詳細は、端末を接続するネットワークの管理者へご確認ください。

入力項目説明入力規則
プロキシ設定接続するネットワークでプロキシ設定を使用している場合は「なし」以外を選択します。「なし」「自動」「手動」から選択
プロキシ設定を取得するために使用するURL
自動を選択した場合
PACベースの自動プロキシの場合は、PACファイルのURLを入力します。
WPAD構成の場合は、本項目を空にすると、端末はDHCPまたはDNSを使用してwpad.datファイルを要求します。
半角英数のURL形式
255文字以内
PACが到達不能の場合に直接接続を許可
自動を選択した場合
PACが到達不能の場合に、直接接続を許可する場合は「する」を選択します。「しない」「する」から選択
プロキシサーバのホスト名またはIPアドレス
手動を選択した場合
プロキシサーバのホスト名またはIPアドレスを入力します。半角英数のドメイン名またはIPアドレス形式
255文字以内
ポート番号
手動を選択した場合
プロキシサーバのポート番号を入力します。半角数字のみ5文字以内
ユーザ名
手動を選択した場合
端末タグ指定可
プロキシサーバーに接続するためのユーザ名を入力します。半角全角255文字以内
パスワード
手動を選択した場合
端末タグ指定可
プロキシでの認証に使用するパスワードを入力します。半角全角255文字以内
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