コンテンツキャッシュ設定

コンテンツキャッシュは、ローカルのmacOS端末、iOS/iPadOS端末、およびApple TV端末ですでにダウンロードしたコンテンツを保存することで、Apple社が配布しているソフトウェア、およびユーザがiCloudに格納しているデータのダウンロードを高速化します。保存されるコンテンツはmacOS端末のコンテンツキャッシュに格納され、他の端末はインターネットに接続されていない場合でも取得できるようになります。

コンテンツキャッシュ設定の各項目の詳細は以下の通りとなります。

入力項目   説明入力規則必須
設定データ名設定データの名称を入力します。全角半角30文字以内
コンテンツキャッシュを自動的に有効にする「許可する」に設定した場合、ユーザーはコンテンツキャッシュサービスをオフにできません。「許可する」「許可しない」から選択
キャッシュするコンテンツのタイプキャッシュするコンテンツのタイプを選択します。「すべてのコンテンツ」「iCloudのコンテンツのみ」「共有コンテンツのみ」から選択
最大キャッシュサイズコンテンツキャッシュに使用されるストレージ最大容量を設定します。「制限する」「制限なし」から選択

「制限する」を選択した場合、最大キャッシュサイズを入力し、単位を「MB」「GB」「TB」「PB」から選択します。
キャッシュ場所キャッシュの保存場所を設定します。「デフォルト」「カスタム」から選択

「カスタム」を選択した場合、パスを入力します。
ポートコンテンツ・キャッシュ・サービスがアップロード要求を受信するTCPポートを設定します。ランダムなポートを使用するには、値を0に設定します。半角英数字0〜65535の範囲で指定します。
インターネット接続を共有「許可する」を選択した場合、端末のインターネット接続が、USB接続されたiPhoneおよびiPadと共有されます。

Appleシリコンを搭載した端末では使用できません。

「許可する」「許可しない」から選択
インターネット共有を自動的に有効にするインターネット共有を自動的に有効にするか設定します。

macOS10.15.4以降の端末のみ

インターネット接続を共有が「許可する」を選択した場合のみ

「許可する」「許可しない」から選択
クライアントの詳細をログに記録「許可する」を選択した場合、クライアントのIPアドレスとポート番号がログに記録されます。 「許可する」「許可しない」から選択
キャッシュの削除を許可「許可する」を選択した場合、他のアプリケーション用にストレージ領域が必要な時に、コンテンツをキャッシュから自動的に消去します。

macOS10.15以降の端末のみ

「許可する」「許可しない」から選択
通知を表示「許可する」を選択した場合、システム通知として表示されます。 「許可する」「許可しない」から選択
Macをスリープさせないようにする「許可する」を選択した場合、キャッシュサービスがオンになっている時は、端末をスリープさせないようにします。

macOS10.15以降の端末のみ

「許可する」「許可しない」から選択
キャッシュ対象キャッシュする対象端末のオプションを選択します。 以下から選択
「同じローカルネットワークを使用するデバイス」
「同じパブリックIPアドレスを使用するデバイス」
「カスタム・ローカルネットワークを使用するデバイス」
「カスタム・ローカルネットワークを使用するデバイス(フォールバックあり)」
キャッシュ対象 IPアドレス範囲キャッシュ対象のアドレスの範囲を設定します。

キャッシュ対象で「カスタム・ローカルネットワークを使用するデバイス」「カスタム・ローカルネットワークを使用するデバイス(フォールバックあり)」を選択した場合のみ

「+追加」ボタンをクリックするとIPアドレスの範囲を指定するポップアップが表示されます。
パブリック範囲クラウドサーバがクライアントとコンテンツキャッシュを照合するために使用するパブリックIPアドレスの範囲を設定します。「+追加」ボタンをクリックするとIPアドレスの範囲を指定するポップアップが表示されます。
ペアレントIPアドレスペアレントキャッシュのローカルIPアドレスのリストを設定します。ペアレントキャッシュが選択されるときに使用したい順序でアドレスを入力します。「+追加」ボタンをクリックするとIPアドレスのリストを指定するポップアップが表示されます。
ペアレント選択ポリシーペアレントキャッシュを選択するときに使用するポリシーを設定します。 「ラウンドロビン」「利用可能な最初の項目」「ランダム」「利用可能なスティッキー」「ハッシュ」から選択
ピアコンテンツの共有対象コンテンツを共有するピアを選択します。 以下から選択
「同じローカルネットワークを使用するコンテンツキャッシュ」
「同じパブリックIPアドレスを使用するコンテンツキャッシュ」
「カスタム・ローカルネットワークを使用するコンテンツキャッシュ」
ピアフィルタ範囲

ピアコンテンツの共有対象で「カスタム・ローカルネットワークを使用するコンテンツキャッシュ」を選択した場合のみ

ピアフィルタ範囲内に含まれるIPアドレスを持つコンテンツキャッシュのみ照会します。 「+追加」ボタンをクリックするとIPアドレスの範囲を指定するポップアップが表示されます。
ピアリッスン範囲

ピアコンテンツの共有対象で「カスタム・ローカルネットワークを使用するコンテンツキャッシュ」を選択した場合のみ

ピアリッスン範囲内に含まれるIPアドレスを持つコンテンツキャッシュからのピア・キャッシュ・クエリーにのみ応答します。 「+追加」ボタンをクリックするとIPアドレスの範囲を指定するポップアップが表示されます。
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