アプリの自動配信設定の仕様

アプリの自動配信設定とは

「アプリの自動配信設定」を利用することで、グループや配下のグループのiOS/iPadOS端末に、アプリを自動配信することができます。
また、スケジュールを設定することで、アプリの自動更新や、アプリが削除された場合の自動配信が行えます。

■アプリの自動配信は従来版と本設定の2種類あります
この記事の「アプリの自動配信」は2023年1月15日に新機能としてリリースした【動作モード:UIv3モードのアプリの自動配信】です。

従来の、監視ポリシーの必須リストとグループ設定(「アプリケーションの自動配信設定」「アプリケーションの自動更新」)を組み合わせた【動作モード:UIv2モードのアプリの自動配信】は、以下の記事をご確認ください。
▼従来版:アプリを自動配信する方法(UIv2モードのアプリの自動配信/監視ポリシーの必須リストとグループ設定を利用したアプリの自動配信)
https://inventit.zendesk.com/hc/ja/articles/206327562

自動配信・自動更新の対象アプリ

自動配信・自動更新が行えるアプリは以下のアプリです。

  • App Storeアプリ
    ※事前に端末側でApple IDのサインインや、アプリインストール時の端末側でのパスワード入力は必要です。
  • VPPアプリ
  • カスタムApp(カスタムB2Bアプリ)

アプリの自動配信の契機

アプリの自動配信は、以下の契機で実行されます。

■即時配信

  • 端末の登録(アクティベーション)時
  • 端末のグループ移動時

■スケジュール配信

  • 各グループに設定したスケジュールによる配信

アプリの自動更新(自動アップデート)の条件

アプリの自動更新(自動アップデート)は、以下の条件で実行されます。

  • 自動配信リストの自動更新設定が「有効」となっている
  • 端末が所属しているグループのアプリの自動配信設定に、スケジュールが設定されている(自動配信の設定状態が「配信可能」になっている)
  • 設定したスケジュールでアプリが配信される際に、App Store上でアプリの最新バージョンが公開されており、端末にインストールされているアプリバージョンが最新ではない
  • 上位グループの自動配信リストのアプリを自動更新する場合は、その自動配信リストが「同一グループとサブグループに配信」に設定されている

自動配信の設定状態(配信可能・即時配信のみ可能・配信不可)と各設定状態の動作

端末が所属しているグループの設定状態に応じて、アプリの自動配信が行われます。
アプリの自動配信設定画面で各グループを選択することで、自動配信の設定状態を確認できます。
自動配信の設定状態は「配信可能」・「即時配信のみ可能」・「配信不可」の3種類です。

配信可能

このグループに所属している端末には「即時配信」「スケジュール配信」のどちらの配信も行われます。

「配信可能」となる条件

  • そのグループに自動配信リストが登録されている、もしくは、上位グループに、配信範囲が「同一グループとサブグループに配信」の設定の自動配信リストが登録されている
  • かつ、そのグループにスケジュールが設定されている

「配信可能」のグループに所属している端末への自動配信・自動更新の動作

  • 端末を登録した際(アクティベーション時)にアプリの自動配信が行われます。
  • 端末のグループを移動した際にアプリの自動配信が行われます。
  • 自動配信リストに登録したアプリが端末にインストールされていない場合(例:端末側でアプリを削除してしまった場合や、自動配信リストにアプリを追加した場合)、設定したスケジュールの周期でアプリが自動配信されます。
  • 自動配信リストの「自動更新」が「有効」の場合、設定したスケジュールの周期でアプリの自動更新が行われます。

即時配信のみ可能

このグループに所属している端末には「即時配信」のみ行われます。

「即時配信のみ可能」となる条件

  • そのグループに自動配信リストが登録されている、もしくは、上位グループに、配信範囲が「同一グループとサブグループに配信」の設定の自動配信リストが登録されている

即時配信のみ可能のグループに所属している端末への自動配信の動作

  • 端末を登録した際(アクティベーション時)にアプリの自動配信が行われます。
  • 端末のグループを移動した際にアプリの自動配信が行われます。

■注意点

「「即時配信のみ可能」のグループに所属している端末への自動配信の動作」以外のタイミングでアプリが自動配信されることはありません。そのため、以下の場合でもアプリが自動配信・自動更新されることはありません。

  • 端末の登録もしくはグループ移動でアプリの自動配信が行われた後に、自動配信リストにアプリを追加してもアプリが追加で配信されることはありません。
  • 自動配信リストに登録したアプリを、端末側でアンインストール(削除)しても、アプリが再度配信されることはありません。
  • 自動配信リストの「自動更新」が「有効」になっていても、アプリの自動更新は行われません。

配信不可

このグループに所属している端末には、アプリの自動配信は行われません。

ジョブのタイムアウトまでの時間

アプリの自動配信設定にて実行されるジョブは、タイムアウトまでの時間が以下の時間となります。

■アプリインストール状態(アプリ自動配信)のジョブ

  • 即時配信の場合:20時間
  • スケジュール配信かつ、スケジュールが毎日指定の場合:20時間
  • スケジュール配信かつ、スケジュールが毎週指定の場合:6日

■アプリケーション配信のジョブ

  • 即時配信・スケジュール配信を問わず:90分

UIv3モードへの切り替えについて

※2023年1月16日以降にmobiconnectを利用開始した方は、この手順は不要です

2023年1月15日以前からmobiconnectを利用していたお客様は、アプリの自動配信の動作モードがUIv2モードになっています。
「mobiApps」>「アプリの自動配信設定」でアプリを自動配信するには、アプリの自動配信の動作モードをUIv3モードへ切り替える必要があります。
※監視ポリシーの必須リストを利用した従来のアプリの自動配信(UIv2モードの自動配信)とは互換性がありません。

以下のどちらかの条件に該当する場合は、切り替えを行ってください。

  • 管理画面のUIバージョン2を利用していた場合
  • 監視ポリシーの必須リストを利用してアプリを自動配信していた場合(アプリの自動配信設定の動作モードを「UIv2モード」で自動配信していた場合)

UIv3モードへの切り替え手順は、以下のサポートサイトをご参照ください。
 https://inventit.zendesk.com/hc/ja/articles/12927804226841

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