Android EMM設定とは

Android端末をDevice Owner(Android Enterprise)方式でmobiconnectに登録するには、mobiconnectのグループにAndroid EMM設定が必要です。

Android EMM設定に設定するアカウント(GoogleアカウントGoogle Playアカウント

Android EMM設定では、以下2つの方法で設定が可能です。

■Googleアカウントを利用する方法
Google Workspaceのアカウント、またはビジネス向けAndroidアカウントを使⽤して登録します。
「〇〇〇@yourinventit.com」などの任意に取得したドメインのアカウントです。
※登録する際には、Admin権限を有するアカウントが必要です。
Googleアカウント使⽤したAndroid EMM設定
※Google Workspaceのアカウントまたはビジネス向けAndroidのアカウントを端末で利⽤している場合は、Gmailのアカウントを使⽤した「Google Playアカウント」でのAndroid Enterpriseの利⽤をご検討ください。
詳細は後述の「既存のGoogle Workspaceまたはビジネス向けAndroidのアカウントを利⽤する場合について」をご参照ください。

■Google Playアカウントを利用する方法
Gmailのアカウントを使⽤して登録します。
「〇〇〇@gmail.com」の任意に取得したGmailのアカウントです。
Google Playアカウント使⽤したAndroid EMM設定
※Gmailのアカウントは⻑期間ログインされない場合や、Googleのポリシーに違反した場合に、Googleによって無効または削除となる場合があります。
削除となった場合は、登録された端末は⾃動で初期化されますのでご注意ください。
詳細は後述の「Google Playアカウントを利⽤する場合について」をご参照ください。

また、 Googleアカウントのご利⽤には、Google社と別途ご契約が必要です。
ご利⽤⽅法や操作⽅法については、Google社へとお問い合わせをお願いします。
上記アカウントの詳細は、Google社のヘルプをご参照ください。
Android Enterprise ヘルプ

Googleアカウント(Google Workspaceのアカウント、またはビジネス向けAndroidアカウント)を利⽤している場合に、mobiAppsオプションを使⽤して、managed Google Playの機能を利⽤する場合は、事前にmanaged Google Playの利⽤規約に同意する必要があります。
managed Google Playの利⽤規約

既存のGoogle Workspaceまたはビジネス向けAndroidのアカウントを利⽤する場合について

Google Workspaceのアカウントまたはビジネス向けAndroidのアカウントを利⽤してAndroid EMM設定を実施した場合、登録に使⽤したドメインに紐づく全てのアカウントにAndroid Enterpriseでの管理が適⽤されます。
既存の端末上でGoogleのアカウントにログインしている場合、Google Apps(Gmail、Google Driveなど)を利⽤する際に、「モバイル端末管理が必要です」と表⽰されてアプリが利⽤不可となりますので、ご注意ください。

Google Workspaceのアカウントまたはビジネス向けAndroidのアカウントを端末で利⽤している場合は、Gmailのアカウントを使⽤した「Google Playアカウント」でのAndroid Enterpriseの利⽤をご検討ください。

※アプリが利⽤不可となった場合は、Googleアカウントの登録を解除する記事内の「EMMのバインドを解除、またはAdmin管理コンソールでの設定前に登録解除を実施した場合」に記載された⼿順を実施してください。なお、Googleの仕様により、アプリが利⽤可能になるまでに最⼤で24時間掛かる場合があります。

Google Playアカウントを利⽤する場合について

Gmailのアカウントは2年以上ログインしていない場合や、Googleのポリシーに違反した場合に、Googleによって無効化された後、削除されます。

アカウントが削除された場合、EMM設定の再設定および端末の再登録が必要となりますので、以下のWebサイトの「Google によるアクティビティの定義」に記載された操作を2年に1度は実施してください。

無効なGoogleアカウントに関するポリシー

※Google Playアカウントに設定したGmailのアカウントとは、mobiconnect管理画⾯のアカウント設定>グループ管理>任意のグループ>「Android EMM設定」に登録したアカウントです。
※各端末での操作は不要です。任意のPC等で、上記の「Google によるアクティビティの定義」に記載された 操作を2年に1度は実施してください。

<Gmailのアカウント無効・削除時の対応>
1. Gmailのアカウントが無効化された場合の対応
Googleアカウントのヘルプに記載された⼿順で復元することが可能です。

2. Gmailのアカウントが削除された場合の対応
Gmailアカウントを再度取得し、Android EMM設定および端末の再登録を実施する必要があります。

ビジネス向けAndroidのアカウントのアクティベーション⽤アカウントについて

ビジネス向けAndroidアカウントを利⽤する場合、端末登録時に使⽤するアクティベーション⽤のアカウント を作成する必要があります。
Google社のGoogle Admin 管理コンソールページにログインし、「ホーム>ユーザー>ディレクトリ>新しいユーザーの招待(またはユーザーをまとめて招待)」より作成してください。

端末側に追加されるアカウントについて

Android EMMに設定したアカウントの種類によるmobiconnectの機能差異はありませんが、アカウントが以下のように追加されます。
どちらの場合も、追加されたアカウントを削除することはできません。

Android EMMアカウント 使⽤可能なアカウント 説明
Google アカウント Google Workspace
のアカウント
端末の登録時に使⽤したアカウント(Google Workspaceのアカウント、またはビジネス向けAndroidアカウント)が端末側に追加されます。
追加されたGoogleのアカウントを使⽤してサービス(Google Driveなど)を利⽤することができます。
ビジネス向けAndroidのアカウント
Google Play アカウント Gmailのアカウント ⾃動的に作成される管理アカウントが端末側に追加されます。

Android EMM設定とグループの関係について

最上位のグループの下に複数のグループを登録しているケースにおいて、全てのグループで共通のAndroid EMM設定を使⽤する場合、最上位のグループに設定することで、下位の全てのグループでもAndroid EMMの設定が有効になります。

また、下位のグループでそれぞれ異なるAndroid EMM設定にて端末を管理する場合は、グループ階層を分けて各グループへAndroid EMMの設定を実施してください。

グループの移動について

端末登録後、異なるEMM設定がされているグループへの移動はお控えください。
異なるEMM設定がされているグループへの移動を⾏う場合は端末の初期化及び再登録が必要です。
初期化を⾏わずにグループを移動すると、端末が正常に管理できなくなる恐れがあります。

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