卒業生端末を初期化せずに卒業生へ返却する(チャート:パターンD)

卒業生端末を初期化せずに卒業生へ返却する場合の、卒業生の端末への対応の[パターンD]に該当する対応手順です。

1.VPPアプリの削除

この手順はVPPアプリを配信していた場合のみ必要です。
端末に配信したVPPアプリの削除を行います。
「3.CSVを利用したVPPライセンス回収」の手順で、削除対象のアプリの確認が必要なため、削除対象のアプリをあらかじめ控えておいてください。

なお、端末を返却後に端末側でアプリを削除する場合は、必ずしもこのタイミングでアプリを削除する必要はないため、1の削除対象のアプリ名の確認のみ実施してください。

  1. 削除対象のアプリ名を確認し、メモなどに取っておく ※手順3で必要です
  2. VPPアプリをアンインストール(削除)する
    ※Hybrid MDM方式で運用している場合、「3.インアクティベーション」でクライアントアプリが必要ですので、mobiconnectクライアントアプリは削除しないでください。

【重要】
卒業生が引き続き同じアプリを利用したい場合、VPPアプリとして配信したアプリは削除し、各個人のApple IDを利用しApp Storeからアプリをインストールする必要があります。(VPPアプリがインストールされた状態ではApple IDでアプリの購入ができないため、VPPアプリの削除が必要です)
なお、VPPライセンス回収したVPPアプリは、一定期間経過した後に利用できなくなります。

2.インアクティベーション・端末データの削除

インアクティベーションを実行し、端末を無効状態にした後、端末データを削除します。

インアクティベーション・端末データ削除手順

※Hybrid MDM方式で運用している場合は、インアクティベーションの完了後にmobiconnectクライアントアプリの削除を行ってください。

3.VPPライセンスの回収

端末に割り当てていたVPPライセンスを回収します。
UIバージョン3のライセンス自動回収の対象の場合、「1.VPPアプリの削除」の操作のみでVPPライセンスは自動回収されるため、この手順は不要です。

「2.インアクティベーション」を実施すると、インアクティベーションを行った端末のシリアル番号が一覧で記載されている「インアクティベーション結果CSVファイル」が作成されます。このCSVを利用して、VPPライセンスの回収を行います。

  1. ホーム画面>ダウンロードタブ>インアクティベーション結果CSVファイル に、「2.インアクティベーション」で実施した端末のCSVファイルが作成されているためダウンロードする。
  2. ダウンロードしたCSVファイルを利用して、「1.VPPアプリの削除」で確認したアプリのVPPライセンスの回収を行う。
    CSVファイルを使用して複数端末のVPPライセンスを一括回収する
    ※Hybrid MDM方式で運用している場合は合わせてmobiconnectクライアントアプリのライセンス回収を行ってください。

4.端末の所有を解除する(ASM側作業)

Apple School Managerでのデバイスの所有の解除し、端末を学校の管理から外します。

ASM上のデバイスの検索では、複数端末の検索が可能です。
「3.VPPライセンス回収」時に利用した「インアクティベーション結果CSVファイル」に記載されているシリアル番号をコピーして、検索ボックスにペーストすることで、複数端末の検索が行えます。

Apple School Managerでのデバイスの所有の解除(Apple School Managerのユーザーガイド)

5.端末本体の不要なデータの削除

端末内の卒業生のデータ(写真やメモ等)を削除します。
この操作はmobiconnectでは行えないため、端末本体でご対応ください。

以上で対応は完了です。
卒業生へ端末を返却ください。

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