卒業生端末を破棄またはリース会社に返却する(チャート:パターンE)

卒業生の端末を初期化して破棄またはリース会社に返却する場合の、卒業生の端末への対応の[パターンE]に該当する対応手順です。

この手順は手順の動画もご用意しておりますので、ぜひご視聴ください。


【動画目次】
0:00 年次更新作業の流れ説明
7:00 手順1 破棄端末用のグループ作成
9:14 手順2 破棄端末のグループ移動
12:13 手順3 シリアル番号のCSV出力
13:55 手順4 VPPライセンス回収
16:15 手順5 ASM所有解除
17:41 手順6 遠隔初期化
19:00 手順7 端末データ削除

★動画をご視聴いただいた方へ★
動画サポートの品質向上のために、アンケートへのご協力をお願いします。
※アンケートは匿名となり、所要時間は1分程度となります。
アンケートに回答する

※各項目の【●:●】は、動画内で同項目の手順が始まる分数です

1.破棄/返却端末用のグループ作成【7:00】

破棄または返却予定の端末のみを登録する専用のグループを作成します。どの階層にグループを配置するかは、操作を始める前に決めてください。
※すでに破棄/返却端末のみが登録されたグループが存在している場合、また、アカウント内のすべての端末を破棄/返却する場合、グループを新たに作成する必要はないため、この手順は省略してください。

  1. サイドナビ「アカウント設定」>「グループ管理」を開きます。
  2. 破棄/返却予定の端末のグループを作成するグループの上位グループを選択します。
    ※選択したグループの配下にグループが作成されます
  3. グループ情報タブの「グループ登録」>「新規登録」をクリックします。 
  4. [グループ名]に「破棄端末」等の任意の名前を入力し「OK」をクリックします。
  5. 本グループは一時的に使用するグループのため、デフォルトのフィーチャーセットを解除します。
    グループ設定タブを開きます。
  6. 「編集」をクリックします。
  7. 「グループに適用するフィーチャーセット」のプルダウンをクリックします。
  8. 右端の「×」をクリックして設定されているフィーチャーセットを削除します。
  9. 「グループに適用するフィーチャーセット(サイレント方式)」のプルダウンをクリックします。
  10. 右端の「×」をクリックして設定されているフィーチャーセットを削除します。
  11. 「グループに適用するフィーチャーセット」「グループに適用するフィーチャーセット(サイレント方式)」内のフィーチャーセットが空になっていることを確認します。
  12. 「OK」をクリックします。
  13. 「OK」をクリックします。

2.破棄/返却端末のグループ移動【9:14】

1.破棄/返却端末用のグループ作成で作成したグループに、破棄/返却する端末を移動します。
破棄/返却予定の端末を"破棄/返却する端末だけのグループ"に移動することで、作業が進めやすくなります。
破棄/返却予定の端末のシリアル番号などの端末情報をあらかじめ確認してください。
※すでに破棄/返却端末だけが登録されているグループがある場合は、この手順は省略してください
※端末のグループ移動は、本手順以外ではCSVを利用した端末のグループ移動も可能です。

  1. サイドナビ「端末」>「端末管理」を開きます。
  2. 破棄/返却予定の端末が登録されているグループを選択します。
  3. グループ移動を行う端末にチェックを入れます。
    ※端末が多い場合は、右上の「検索」をクリックし、端末検索して端末を選択します。端末の検索は、詳細検索やルックアップ検索が可能です。
    ※端末の「全選択」を行うと、「グループ移動」は行えなくなるため「任意選択」から端末にチェックを入れてください
    ※グループツリー上部の「サブグループを含む」にチェックを入れると選択したグループとその配下のグループの端末も表示されます。(記事の場合は、「生徒」だけでなく「1年生」・「2年生」・「3年生」・「破棄端末」グループの端末も表示される)
  4. 「端末管理」から「グループ移動」をクリックします。
  5. 1.破棄/返却端末用のグループ作成で作成した卒業生用のグループを選択し、「OK」をクリックします。

3.破棄/返却端末用のシリアル番号CSV出力【12:13】

シリアル番号のみが記載されたCSVファイルを出力します。

  1. サイドナビ「端末」>「端末管理」を開きます。
  2. 破棄端末が登録されているグループを選択します。
  3. 「全選択」をクリックします。
  4. 「CSV」>「端末情報出力」をクリックします。
  5. 「出力対象の項目」タブを開きます。
  6. 「任意項目出力」内の「シリアル番号」を選択します。
  7. 「OK」をクリックします。
  8. サイドナビ「ホーム」を開きます。
  9. 「ダウンロード」タブを開きます。
  10. 「端末情報CSVファイル」をクリックします。
  11. 出力したCSVファイルを確認し「ダウンロード」をクリックします。
    ※ファイルが表示されない場合:端末台数によっては時間がかかることがあります。しばらく時間を置いて確認してください。
  12. ダウンロードしたCSVファイルは、手順4手順5でそれぞれ利用するため、任意の場所に保存してください。
    対象端末が2000台以上の場合
    2000台ごとに分割して別々のCSVファイルを作成してください。手順4では2000台ごとのCSVファイルを利用します。

4.CSVを利用したVPPライセンス回収【13:55】

3.破棄/返却端末用のシリアル番号CSV出力で出力したCSVファイルを利用してVPPアプリのライセンスを回収します。
UIバージョン3のライセンス自動回収の対象の場合は、この手順は省略してください
以下の内容を事前に把握したうえで、操作を行ってください。

■事前の確認事項

  • 回収するVPPライセンスを配布しているVPPトークン名
  • そのVPPトークンが登録されているグループ名
  • VPPライセンスを回収するアプリ名
  1. サイドナビ「外部サービス連携」>「VPPトークン」を開きます。
  2. VPPライセンスを回収するVPPトークンが登録されているグループを選択します。
  3. VPPライセンスを回収するVPPトークン右側の「管理情報」>「コンテンツ」をクリックします。
  4. VPPライセンスを回収するアプリを選択します。
  5. 「ライセンス回収」>「CSVでの端末指定」を選択します。
  6. 「ファイルの選択」から、3.破棄/返却端末用のシリアル番号CSV出力で出力したCSVファイルを選択します。
  7. 「OK」をクリックして、回収を行います。
    ※一度に回収できる台数は2000台です。破棄/返却端末が2000台以上の場合は、3.破棄/返却端末用のシリアル番号CSV出力で作成した2000台ごとのファイルを利用して同じ操作を全端末分繰り返します。
  8. 続いて、ライセンスが回収が完了しているか確認します。
    サイドナビ「ホーム」を開きます。
  9. 「ダウンロード」タブを開きます。
  10. 「VPPライセンス割当結果CSVファイル」をクリックします。
  11. ファイル名に「ライセンス回収」と含まれていることを確認して「ダウンロード」をクリックします。
    ※ファイルが表示されていない場合は、少し時間を置いてから再度確認してください。
  12. ダウンロードしたファイルを開き、「ステータス」の項目が「成功」と表示されていれば、ライセンス回収が完了しています。

5.CSVを利用したASM所有解除 ※ASM側作業【16:15】

破棄/返却端末をASMから所有解除します。
この手順はmobiconnectの管理画面ではなく、Apple School Managerで操作を行うため、Apple School Managerへサインインしておいてください。
また、3.破棄/返却端末用のシリアル番号CSV出力も使用するためCSVファイルを用意しておいてください。

  1. Apple School Managerの左側メニューから「デバイス」を選択します。
  2. 3.破棄/返却端末用のシリアル番号CSV出力で出力したCSVファイルを開き、シリアル番号の部分をすべて選択してコピーします。
    ※ASM上で一度に実行できる件数は1024件までのため、台数が1024台以上の場合は、1024件分をコピーしてください。
  3. Apple School Managerの中央上部の検索窓にシリアル番号をペーストします。
  4. 表示されたデバイス数が、今回所有解除する端末数と一致しているか確認します。
  5. 問題なければ「すべてのデバイス」をクリックします。
  6. 右ペインの「所有を解除」をクリックします。
  7. 解除する端末数を再度確認します。
  8. この操作は取り消しができないことを理解したうえで、チェックを入れます。
  9. 「続ける」をクリックして、Apple School Managerからの所有解除を完了します。
    ※端末が1024台以上ある場合は、この操作を繰り返して全台分の解除を完了させてください。

6.遠隔初期化【17:41】

破棄/返却端末を遠隔で初期化をします。
本操作の実施前に、端末の電源が入っており、mobiconnectと疎通できるネットワークに接続されていることを確認してください。

  1. サイドナビ「端末」>「端末管理」を開きます。
  2. 破棄/返却端末のグループを選択します。
  3. 「全選択」にチェックを入れます。
  4. 「紛失時対策」をクリックします。
  5. 「遠隔初期化」にチェックを入れます。
  6. 「次へ」をクリックします。
  7. 「スケジュール」にはあらかじめチェックが入っているため、すぐに初期化を実行しても問題ない場合は、チェックを外します。
    予約日時を設定して実行する場合は、予約日時を設定します。
    ※実行する台数が多くネットワーク負荷が懸念される場合などに、"負荷の少ない時間帯に実行したい"場合などは、予約日時の機能をご利用ください。この場合、"予約日時"に設定した時間に、端末の電源が入っており、mobiconnectと疎通できるネットワークに接続されている必要があります。
  8. mobiconnect管理画面にログインする際のパスワードを入力します。
  9. 遠隔初期化の実行に問題がなければ、「同意する」にチェックを入れます。
  10. 最後に、「OK」をクリックします。

7.端末データ削除【19:00】

破棄/返却端末のデータをmobiconnectから削除します。
6.遠隔初期化の手順で、遠隔初期化ジョブを予約日時を設定して実行した場合は、ジョブが完了した後にこの手順を実施してください。

  1. サイドナビ「端末」>「端末管理」を開きます。
  2. 破棄/返却端末が登録されているグループを選択します。
  3. 各端末情報の左側のアップルマークがグレーになっていることを確認します。
    ※アップルマークがグリーンの場合は、遠隔初期化が完了していないため、端末データを削除することはできません。遠隔初期化のジョブが完了するまで、少し時間を置いてから再度確認してください。端末の電源状態やネットワーク状態も確認してください。
  4. 「全選択」を選択します。
  5. 「端末管理」>「端末一括削除」を選択します。
  6. 管理画面にログインする際のパスワードを入力します。
  7. 端末データ削除の実行に問題がなければ、「同意する」にチェックを入れます。
  8. 「削除」をクリックします。
  9. 画面を更新し「端末が見つかりません」と表示され、該当グループの端末データの削除が完了したことを確認してください。

以上で作業は終了です。お疲れ様でした。

このページをPDF出力

この記事は役に立ちましたか?

関連記事

お知らせ

リリース
メンテナンス・障害
相談室・セミナー
もっと見る