アプリインストール状態の監視

端末にインストールされているアプリの情報を取得し、ホワイトリスト、ブラックリスト、必須リストにて差分を検知した場合に、管理者へ違反を通知することが可能です。

Apple MDM方式、Hybrid MDM方式で管理されている端末でのみ取得可能です。

スケジュールの設定

遠隔監視では、監視を実行する周期と期間を設定します。

  • 周期
    3時間、6時間、9時間、12時間、または日数を数字で指定して間隔を設定します。
  • 期間
    3時間、6時間、9時間、12時間、15時間、18時間、21時間、または日数を数字で指定して期間を設定します。
    設定を手動で解除するまで監視を続ける場合は、”ずっと”を選択します。

アプリ監視設定

監視方式にて、インストール状況の差分を確認する方法を選択します。

  • ホワイトリスト……記載したアプリ以外のアプリがインストールされていることを検知
  • ブラックリスト……記載したアプリがインストールされていることを検知
  • 必須リスト…………記載したアプリがインストールされていないことを検知

監視方式は、ホワイトリストまたはブラックリストと必須リストが同時に選択可能です。 ホワイトリストとブラックリストを同時に選択して使用することはできません。

標準アプリを記載する場合は、「上記リストにiOS標準アプリを追加する」をクリックすると、登録可能な標準アプリが全て追加されるため、リストに不要なアプリは削除して記載してください。

端末側で集中モードに設定している場合、ホワイトリストまたはブラックリストを端末に適用すると集中モードが解除されます。

選択した監視方式にて差分を検出した場合の動作を、「(選択したリストにある、ない)アプリケーションを検出したとき」にてチェックします。

  • アラームを通知する……管理者へ通知するのみ
  • アプリの実行を禁止する……端末側でアプリのアイコンが非表示となるのみ

アプリの実行を禁止し、インストールされていることも管理者に通知したい場合は、両方をチェックします

MobiConnect MDM Agent、i-FILTERブラウザー for MobiConnectは、起動制限の対象になりません。

アプリの起動制限は、iOS9.3/iPadOS13.1以降の監視対象に設定されている端末のみ制限可能です。

設定方法は、選択した監視方式によって異なります。

ホワイトリストの場合

  • 「ホワイトリストにないアプリを検出したとき」で、「アラームを通知する」または「アプリの実行を禁止する」のどちらかを選択します。次に「ホワイトリスト」からiOSアイコンのタブをクリックし、プルダウンリストで「テキストで指定する」「mobiAppsのアプリリストより指定する」「mobiAppsのアプリリストグループより指定する」のどれかを選択してください。
  • 「テキストで指定する」を利用する場合は、「取得したインストール済みアプリを確認する」の機能を使ってパッケージ名をコピーして貼りつけてください。
  • iOS/iPadOSの標準アプリを追加する場合は、「上記リストにiOS標準アプリを追加する」ボタンをクリックしてください。webクリップを追加する場合は、「上記リストにwebクリップを追加する」ボタンをクリックし、フォーマットに沿って内容を変更してください。複数追加する場合は改行してフォーマットに沿って追加してください。
  • 登録できる件数は最大で500件です。

ブラックリストの場合

  • 「ブラックリストのアプリを検出したとき」で、「アラームを通知する」もしくは「アプリの実行を禁止する」のどちらかを選択します。次に「ブラックリスト」からiOSアイコンのタブをクリックし、プルダウンリストの「テキストで指定する」「mobiAppsのアプリリストより指定する」「mobiAppsのアプリリストグループより指定する」のどれかを選択してください。
  • 「mobiAppsのアプリリストより指定する」「mobiAppsのアプリリストグループより指定する」のどちらかを選択した場合は、設定済みのmobiAppsのアプリリスト、またはアプリリストグループを選択してください。
  • 「テキストで指定する」を利用する場合は、「取得したインストール済みアプリを確認する」の機能を使ってパッケージ名をコピーして貼りつけてください。
    iOS/iPadOSの標準アプリを追加する場合は、「上記リストにiOS標準アプリを追加する」ボタンをクリックしてください。
  • 登録できる件数は最大で2000件です。

必須リストの場合

  • 「 必須リストに登録したアプリが端末でインストールされていないことを検出したとき」かつ「アラームを通知する」にチェックを付けてください。次に「必須リスト」からiOSアイコンのタブをクリックし、プルダウンリストで「テキストで指定する」「mobiAppsのアプリリストより指定する」「mobiAppsのアプリリストグループより指定する」のどれかを選択してください。
  • 「mobiAppsのアプリリストより指定する」「mobiAppsのアプリリストグループより指定する」のどちらかを選択した場合は、設定済みのmobiAppsのアプリリスト、またはアプリリストグループを選択してください。
  • 「テキストで指定する」を利用する場合は、下記に記載した「取得したインストール済みアプリを確認する」の機能を使ってアプリ名ではなく、パッケージ名をコピーして貼りつけてください。
  • 登録できる件数は最大で500件です。

アプリケーションリストの記載フォーマットにつきましては、端末情報取得のインストール済みアプリ一覧取得にて取得したアプリのパッケージ名を使用します。

取得方法は、それぞれ下記を参照してください。

情報取得の実行手順

取得したインストール済みアプリを確認する

Webフィルタリングを行うアプリの制限について

Webフィルタリングを行うアプリをブラックリスト/ホワイトリストで制限しないようご注意ください。 
制限を行うと、端末がネットワークに接続できなくなる等の可能性がございます。
制限を行った場合の動作の詳細については、サービス提供元へお問い合わせください。

ホワイトリストでアプリの起動を制限するとWebクリップも制限される

iOS/iPadOSの仕様により、アプリインストール状態の監視にて、ホワイトリストを使用してアプリの起動制限を使用すると、iOS/iPadOSの仕様により、端末側で手動で追加した、または構成プロファイルやブックマーク設定にて追加されたWebクリップのアイコンも非表示となります。 この場合は、ホワイトリスト作成時に「上記リストにWebクリップを追加する」のボタンをクリックすると、ホワイトリストにWebクリップが追加され、非表示にすることを回避できます。 また、アプリリストを使用した場合も同様となり、標準アプリに「Webクリップをリストに追加する」をクリックすることで、非表示にすることを回避できます。

ホワイトリストでアプリの起動を制限するとQRコードが読み込めない場合の対応方法

iOS/iPadOS14以降の端末に対してホワイトリストによるアプリの起動を制限している場合、以下の事象が発生します。

事象1:カメラアプリでQRコードが読み取れない

事象2:コントロールセンターにQRコードのアイコンが表示されない

OSの仕様による動作となりますが、mobiconnect側でQRコードを読み取るためのアプリを標準アプリに追加しました。
アプリリストに以下のアプリを追加することで、それぞれの事象が改善されます。

事象1への対応アプリ

BarcodesupportForCamera(QRCode)
 
BarcodesupportForCamera(NFC)

事象2への対応アプリ

QRコードリーダー

テキスト指定時は、以下の記述を追加することで、それぞれの事象が改善されます。
事象1への対応アプリ
 Barcodesupport:com.apple.barcodesupport.qrcode:System:Launchable
 Barcodesupport:com.apple.barcodesupport.nfc:System:Launchable

事象2への対応アプリ
 QRコードリーダー:com.apple.BarcodeScanner:System:Launchable

アプリリストを使用した場合の動作について

mobiAppsオプションをご利用中のお客様は、遠隔監視機能のアプリインストール状態の監視にて、アプリリスト機能を使用してリスト内容を管理することができます。

監視ポリシーは、端末に適用中のポリシーを編集することはできません。

そこで、複数のグループに登録されている監視ポリシーにアプリリストを使用すると、適用中の監視ポリシーのリスト内容を変更したい場合、アプリリストを編集するだけで、すべての監視ポリシーに変更が適用されます。

mobiAppsオプションのご料金やお申し込みに関するご質問・相談については、販売代理店または担当営業までご相談ください。

アプリの自動配信について

※このアプリの自動配信は、アプリの自動配信「UIv2モード」で利用している場合の自動配信の動作です。

アプリの必須リストが含まれている監視ポリシーが適用されている端末では、設定された周期でリストのアプリがインストールされていないことを検知した場合に自動配信する設定が可能です。

アプリを自動配信したい場合の設定項目は、下記の通りとなります。

mobiAppsオプションへのお申し込みが必要となります。

1.グループに必須リストを含む監視ポリシーが登録されていること

グループ情報の編集より、「グループに適用される監視ポリシー」にて必須リストが含まれている遠隔監視ポリシーを登録してください。

2.グループ設定にて自動配信が有効に設定されていること

グループ情報の編集より、「アプリケーションの自動配信設定」にて”有効”を選択してください。
「VPPアプリを優先して配信する」にチェックを入れた場合は、App Storeアプリとして登録されているアプリよりも、VPPアプリとして登録されているアプリが優先して配信されます。

上記1にて必須リストを含む遠隔監視ポリシーが登録されていないと、本設定項目を有効にできません

3.mobiAppsに、必須リストに含まれているアプリが登録されていること

mobiAppsにて、必須リストに含まれているアプリが購入または登録されていない場合は、自動配信できません。
VPPアプリの購入 >>
App Storeアプリの登録 >>

4.アプリの自動配信の動作モードがUIv2モードであること

アカウント情報でアプリの自動配信の動作モードがUIv2モードである必要があります。
なお、UIバージョン3をご利用の場合は、後継の機能であるアプリ自動配信設定のご利用を推奨します。アプリ自動配信設定を利用する場合は、本項目は設定不要です。

アプリケーション自動配信時のアプリ削除の可否設定およびManaged App Configuration設定の適用について

アプリケーションの自動配信を利用する場合、アプリ削除の可否設定およびManaged App Configuration設定を適用することはできません。 アプリ削除の可否設定およびManaged App Configuration設定を適用する場合は、手動で配信する必要があります。

バージョンを指定した場合の自動配信時の動作について

※このアプリの自動配信は、アプリの自動配信「UIv2モード」で利用している場合の自動配信の動作です。

指定バージョンが入力されている必須リストを含む遠隔監視ポリシーが適用されており、グループ設定にて自動配信を有効に設定していると、下記の通りの動作となります。

アプリの種類バージョン指定挙動
App Storeアプリ
VPPアプリ
ありバージョン情報の違反を検知した場合、指定されているバージョンがApp Store上でのリリースバージョンであれば、そのバージョンを自動配信します。


指定されているバージョンとApp Store上のリリースバージョンが一致しない場合は、アプリ自動配信エラー通知に「該当バージョンのアプリが見つかりませんでした。」と表示されます。
なしバージョン情報の差分を検知しません。
インストールされていない場合は、App Store上でのリリースバージョンを自動配信します。
in-houseアプリありバージョン情報の違反を検知した場合、指定されているバージョンのin-houseアプリがmobiAppsに登録されていれば、そのバージョンを自動配信します。


指定されているバージョンのin-houseアプリがmobiAppsに登録されていない場合は、アプリ自動配信エラー通知に「該当バージョンのアプリが見つかりませんでした。」と表示されます。
なしバージョン情報の差分を検知しません。
インストールされていない場合は、mobiAppsに登録されているin-houseアプリのうち、最新バージョンを自動配信します。
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