Exchange ActiveSync設定

Exchange ActiveSync設定を作成して適用すると、既存のExchange ActiveSyncアカウントとの同期が可能となります。

iOS/iPadOS端末にて利用可能なExchange ActiveSync設定の各項目の詳細は下記の通りとなります。

先進認証(モダン認証)は利用できません。

入力項目説明入力規則必須
設定データ名設定データの名称を入力します。全角半角30文字以内
アカウント名
端末タグ指定可
Exchange ActiveSyncアカウントの名前を入力します。全角半角255文字以内
サーバーアドレス
端末タグ指定可
Exchangeサーバーのアドレスを入力します。IPアドレスまたはホスト名254文字以内
移動を許可ユーザーがこのアカウントからメッセージを移動することを許可するかどうか選択します。「許可する」「許可しない」から選択
メールでのみ使用このアカウントからの送信メールをメールアプリケーションからのみ送信するかどうか選択します。「はい」「いいえ」から選択
SSLの利用全ての通信をSSLで送信するかどうか選択します。「利用する」「利用しない」から選択
ドメイン
端末タグ指定可
アカウント用のドメインを入力します。
ユーザーに”ドメイン”と”ユーザー”の入力を求める場合は、空にする必要があります。
半角127文字以内
以下の文字は使用できません。
" 「ダブルクォート」
& 「アンパサンド」
< 「小なり」
> 「大なり」
「スペース」
ユーザー名
端末タグ指定可
アカウント用のユーザー名を入力します。
ユーザーに”ドメイン”と”ユーザー”の入力を求める場合は、空にする必要があります。
電子メールアドレス
端末タグ指定可
アカウントのメールアドレスを入力します。電子メールアドレス127文字以内
パスワード
端末タグ指定可
アカウントのパスワードを入力します。半角255文字以内
過去のメールを同期
(日数)
どのくらい過去のメールを同期するかを選択します。「制限なし」「1日」「3日間」「1週間」「2週間」「1カ月」から選択

ドメイン/ユーザ名の相互入力規則

ドメインとユーザ名は相互に関係しており、入力時に以下のようにチェックされます。

ドメイン/ユーザ名を共に入力 → OK
ドメイン/ユーザ名を共にブランク → OK
ドメインのみ入力 → NG
ユーザ名のみ入力 → OK

既存のExchange ActiveSync設定を、適用する設定内容と同一にした場合

Exchange ActiveSync設定が既にある状態で次のような手順を行った場合、既にあった設定が削除されます。

(1)Exchange ActiveSync設定を含む遠隔設定のジョブを実行します。
(2)既に存在していたExchange ActiveSync設定の内容を、1で適用されたExchange ActiveSync設定と同一内容にし、保存します。
(3)Exchange ActiveSync設定を含まない遠隔設定のジョブを実行します。
(4)既に存在していたExchange ActiveSync設定と、1で設定したExchange ActiveSync設定の両方が端末から削除されます。

(1)の手順で実行したExchange ActiveSync設定が端末から削除されることは、標準の動作です。

接続名の重複

手動で設定された、サーバーアドレス、ドメイン、ユーザーが全て同じExchange ActiveSync設定データを端末に適用することはできません。
iPhone構成ユーティリティで適用済みのExchange ActiveSync設定と同じサーバーアドレス、ドメイン、ユーザーのExchange ActiveSync設定データを適用しようとした場合も、プロファイルのインストールに失敗します。
サーバーアドレス、ドメイン、ユーザーが同じExchange ActiveSync設定が複数登録された遠隔設定フィーチャーセットデータを適用しようとすると、同様にプロファイルのインストールに失敗します。

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