遠隔初期化を実行する-Windows Agent方式

Windows Agent方式の遠隔初期化について

Windows Agent方式向けの遠隔初期化機能では、端末が強制的に再起動され、BitLockerによって暗号化されているドライブにアクセスするためのパスワード情報をランダムパスワードに変更し、アクセス不能にします。

BitLockerで暗号化されていない端末に遠隔初期化を実行した場合、ジョブのステータスが端末エラーとなり実行されません。

Windows Agent方式の遠隔初期化を実行する

  1. サイドナビで「端末管理」を選択します。
  2. 紛失時対策を実行したい端末があるグループを選択します。
  3. 紛失時対策を実行したい端末にチェックを付けます。
  4. 「紛失時対策」をクリックします。
  5. 「紛失時対策」画面を表示したら、「遠隔初期化」を選択します。
  6. 「次へ」をクリックします。
  7. 「遠隔初期化」画面が表示されるので、「遠隔初期化設定」タブを開きます。
  8. 初期化の日時を指定する場合は、「スケジュール」の「予約日時を設定する」にチェックを付け、初期化する日時を指定します。
    指定しない場合は、即時に端末が初期化されます。
    ※端末がネットワークに繋がっている必要があります。
  9. 「パスワード」にログイン中のアカウントのパスワードを入力します。
  10. 「同意する」にチェックを付けます。
  11. 「OK」をクリックします。
  12. 遠隔初期化ジョブが登録され、登録完了のメッセージが表示されます。

遠隔初期化実行後の端末の動作

再起動後BitLockerのパスワードを求める画面が表示されます。
このパスワードは、mobiconnectによりランダムで生成されたものとなり、ユーザーが知ることができないため、端末を起動することはできません。

また、この状態のPCのハードディスクを取り外し、他のPCに接続した場合でも、BitLockerで暗号化済みのため、内容を読み出すことはできません。
※端末本体は初期化されません。

遠隔初期化実行後の復旧方法

遠隔初期化実行後の端末を復旧させる場合は、端末の初期化を行ってください。

リムーバブルディスク(USBフラッシュメモリ等)に作成したリカバリメディアを使用し、PCを初期化してください。リカバリメディアの作成方法については、各メーカーの端末マニュアルを参照してください。
設定されたBitLockerの暗号化パスワードは、ランダム生成のため、ドライブにアクセスすることはできません。

※アクティベーション前に、リカバリメディアを予め作成しておくことを推奨します。

※遠隔初期化を行った場合、リムーバブルデータドライブについてもアクセスできない状態となります。遠隔初期化後はリムーバブルデータドライブの初期化を行ってください。初期化を行わずに、再度mobiconnectにて遠隔初期化を実行した場合、正常に処理が行われません。

※Windows Agentのバージョン20.0.0以降では、リムーバブルデータドライブの制御は行われません。

このページをPDF出力

この記事は役に立ちましたか?

関連記事

お知らせ

リリース
メンテナンス・障害
相談室・セミナー
もっと見る